中国産スーパーコンピュータ「天河一号A(Tianhe-1A)」が2.507P(ペタ)FLOPSのベンチマークスコアをたたき出した。11月の世界最速コンピュータランキングで首位を獲得する可能性があるという。 6月に発表された前回のランキングでは、米Crayの「Jaguar」が1位だった。LINPACKベンチマークスコアは1.759PFLOPS。天河一号Aはこのスコアを上回っている。 天河一号Aは、中国の国防科学技術大学が開発したシステムで、天津の国立スーパーコンピュータセンターで稼働している。米IntelのXeonを1万4336個、米NVIDIAのTesla M2050 GPUを7168個搭載。 旧版の天河一号は6月のランキングで7位で、ベンチマークスコアは563TFLOPS(0.563PFLOPS)。Xeonと米AMDのATI Radeon HDで構成されていた。
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