タグ

ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/akihito (77)

  • 「生涯自習時代」をガイドする『ULTRA LEARNING 超・自習法』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    いきなりの自分語りで申し訳ありませんが、私は1997年に、あるシステムインテグレーターでERPパッケージを導入するエンジニアとしてキャリアをスタートさせました。これで学生時代のような、テストやレポート、論文に追われる日々ともお別れと思ったのもつかの間。待っていたのは別の種類の「学習」でした。 当時「第二種情報処理技術者試験」と呼ばれていた、基情報技術者試験の受験に始まり、ERPパッケージのベンダが提供している独自技術の理解、さらには簿記検定や貿易実務検定の受験など、業務知識の習得に至るまで。システムエンジニアとしてやっていくためには、さまざまな知識を身に付ける必要がありました。 ただそれは、システムエンジニアに限った話ではないでしょう。あらゆる業界、あらゆる業種において、仕事をこなしていくためには知識のアップデートが求められます。それを支援するために、企業が社員向けの研修プログラムを用意

    「生涯自習時代」をガイドする『ULTRA LEARNING 超・自習法』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
    AkihitoK
    AkihitoK 2020/03/04
  • 【書評】「誰も僕のことを理解してくれない!」な時に読む一冊"No One Understands You and What to Do About It":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    生きていればいろいろあるじゃない、人間だもの。ということで、「なんで僕が/私がこんな評価を受けなくちゃいけないんだ!誰も分かっちゃくれない!」と憤慨するのは万国共通の悩みのようで、"No One Understands You and What to Do About It"(誰にも理解されない時、それにどう対応するか)というが出ています。 著者は社会心理学者のハイディ・グラント・ハルバーソン。コロンビア大学ビジネススクールのモチベーションサイエンスセンター副所長も務めています。ちなみに"Succeed"という前著もあり、こちらは『やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~』というタイトルで邦訳されています。 「会社での評価が納得できない」という比較的重いシチュエーションでなくても、なぜ怒らせてしまったんだろう、どうして真意を理解してくれなかったんだろうといった悩みは、割と頻繁に起き

    【書評】「誰も僕のことを理解してくれない!」な時に読む一冊"No One Understands You and What to Do About It":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
  • 【書評】インタフェースがないのは良いインターフェース"The Best Interface Is No Interface":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    いや、ここまで分かりやすいタイトルのも潔いですが。ずばり「インターフェースがないのが究極のインターフェースである」と断言し、その実現に向けて何をすべきかを考察した"The Best Interface Is No Interface: The simple path to brilliant technology (Voices That Matter)"を読んでみました。 著者はデザイナーのゴールデン・クリシュナ(!?)氏。AmazonのAbout the Author欄を読む限りでは、大企業とスタートアップの両方でデザイナー/技術者として働いた経験を持ち、現在はザッポスのラボでシニアUXデザイナーとして活躍しているようです。単に製品デザインに携わるだけでなく、消費者向けテクノロジーの未来といったテーマでも情報発信しているようですね。 そして書ですが、あらゆるインターフェースを攻撃

    【書評】インタフェースがないのは良いインターフェース"The Best Interface Is No Interface":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
  • 【書評】マクルーハンは医療ビッグデータの夢を見るか――"The Patient Will See You Now":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    パーソナルデータを収集することで、企業は消費者を個人レベルで把握することが可能になりました。しかしそれにより、消費者に対する企業の力が大きくなり過ぎることへの懸念が生まれ、パーソナルデータのコントロールを「所有者」である個人の手に取り戻そうという動きが大きくなっています。例としてドク・サールズの『インテンション・エコノミー』や、そこに登場する「VRM(Vendor Relationship Management、個人が企業を管理するためのシステムで、企業が顧客を管理するCRMの対極にある概念)」などが挙げられますが、「医療版VRM」とも呼べる概念を提唱しているのが、書"The Patient Will See You Now: The Future of Medicine is in Your Hands"です。 著者は著名な心臓医で、スクリップス・トランスレーショナル科学研究所所長のエ

    【書評】マクルーハンは医療ビッグデータの夢を見るか――"The Patient Will See You Now":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
  • 【Strata+Hadoop World 2015】「データサイエンスはチームスポーツである」:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    ということで、今年もオライリー主催のデータ系カンファレンス"Strata + Hadoop World 2015"にやって来ました。今年から春のStrataもStrata+Hadoop World扱いとなり、会場もカリフォルニア州サンタクララのコンベンションセンターから、サンノゼのコンベンションセンターへと移動しています。 Hadoop Worldとの併設になったという関係もありますが、サンタクララの会場よりも広くなり、参加者も一回り多くなった感じ。このカンファレンスを取り仕切る一人である、O'Reilly MediaのRoger Magoulasさんも、キーノートの前説で「5年前は小さなイベントとして始まったけど、たった5年でここまで大きくなったことに驚き。5年前はツール系の話がほとんどだったのが、現在ではアプリや周辺テーマに関する話も多くなった」と語っていました。 実はキーノートでちょ

    【Strata+Hadoop World 2015】「データサイエンスはチームスポーツである」:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
  • 【書評】創造こそ人間の本質――"How to Fly a Horse":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    モノのインターネット(Internet of Things)、略してIoT。テクノロジーに関心のある方であれば、最近この言葉を聞かない日はないと言っても過言ではないでしょう。実はこの言葉、生まれたのは意外に古く、1999年のことです。提唱したのは英国の無線技術専門家で、MITのAuto-IDセンター(現在のAuto-IDラボ)を立ち上げた人物の一人でもある、ケビン・アシュトン氏。そんな彼が書き上げたのが、"How to Fly a Horse: The Secret History of Creation, Invention, and Discovery"です。 副題にもあるように、テーマは「創造とイノベーション」。それはどうやって生まれてくるのか?何によって促され、あるいは阻害されるのか?様々な研究成果や物語を通じて、アシュトン氏の思いが語られます。 IoTという言葉の生みの親が書いた

    【書評】創造こそ人間の本質――"How to Fly a Horse":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
    AkihitoK
    AkihitoK 2015/01/31
    読みました!
  • 【書評】心を支配するものとしての身体"How the Body Knows Its Mind":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    主人公が手術によって脳を取り出し、思考だけの存在になって生き続ける。あるいは脳の中にある情報をすべてネットにアップロードし、デジタルな存在として進化する。SFにはこうした思考と肉体の分離がよく描かれますが(個人的にはやはり攻殻機動隊が思い出されるところです)。しかし残念ながらこれはSFだけの話で、実際には心と身体は不可分であるということが、様々な研究によって明らかになっているのだとか。書"How the Body Knows Its Mind"は、そうした意外な心と身体の関係を解説したです。 著者のシアン・バイロックさんはシカゴ大学の教授。心理学者で、『なぜ番でしくじるのか』というも書かれています。 「心と身体は不可分である」などというと高尚ですが、考えてみれば私たちが日常的に体験していることです。身体が疲れている時は頭もさえない、よく寝た朝は気分がすっきりしている、などというのは

    【書評】心を支配するものとしての身体"How the Body Knows Its Mind":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
    AkihitoK
    AkihitoK 2015/01/19
    読んだー
  • 離陸するドローン・エコシステム:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    米ラスベガスで今月9日まで開催された、世界最大の家電見市CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)。今年も様々な新製品・コンセプトが発表されたが、中でも注目されたカテゴリーのひとつがドローン(小型の無人飛行機)だ。自律性能を高めたもの、手のひらサイズに小型化したものなどが登場し、いまやドローンは単なるラジコン飛行機の範疇を超え、「空飛ぶロボット」としての地位を確立しつつある。 ウォール・ストリート・ジャーナル誌も、CES2015で必見のドローンとして6つを掲げている: ■ CESで必見のドローン6種(WSJ) 米ラスベガスで開催中の家電市「2015コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で注目のドローン(無人飛行機)6種を紹介する。ドローンの安全性向上を目指す最新テクノロジーはパラシュートや障害物回避技術などだ。米家電協会(CEA)の調査によると、商用ドローンの市場規

    離陸するドローン・エコシステム:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
  • 【書評】『現実を生きるサル 空想を語るヒト』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    企画や営業、開発など、世の中には無数の仕事がありますが、その大部分は「人間」を相手にしています。開発の仕事でも、開発されるモノが人間によって使われるのであれば、間接的にであれ人間を相手にしていると言えるでしょう(だから人間工学のような研究が存在するわけです)。そう考えると、私たちは日々仕事を通じて、人間とは何か?という問いを突きつけられているのではないでしょうか。 世の中に無数の「人間とは何か?」を考えるが存在しているのも、こうした理由があるのではないかと思います。試しに書店に行けば、ビジネス書や科学読み物、ハウツー、そして小説といった形で、娯楽や実用と人間の質とを結びつけてテーマにしたが、数多く並んでいるのを目にすることができるでしょう。答えに迫るためのアプローチも、哲学に基づくもの、心理学の実験から考えるもの、あるいはロボットのように「人間に近い存在」との対比で考えるものと様々

    【書評】『現実を生きるサル 空想を語るヒト』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
  • 【書評】学習戦略を科学する"How We Learn":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    うちには小学生の娘がいるのですが、12月は期末試験があり、理科や英語などを頑張って勉強していました。学校に通っていると大変だなぁ、などと端で眺めていて感じたのですが、よく考えたら社会人も勉強の連続です。簿記や会計、新しいソフトウェアの使い方、最近では統計学やデータ分析などを勉強しているという人も多いと思います。様々な知識の上に人間の社会が成り立っているのだとすれば、勉強は生涯ついて回るものだと言えるでしょう。 にも関わらず、「勉強する方法」が注目されることは意外にも少ないのではないでしょうか。自己流の勉強法を持っているという方も、それがどこまで効果的なのか、改めて検証したことはないと思います。怪しげな精神論でも、自己啓発でもなく、科学的に見て効果的な学習法とはどんなものか――それを最新の神経科学や心理学等から検証したのが、"How We Learn: The Surprising Trut

    【書評】学習戦略を科学する"How We Learn":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
    AkihitoK
    AkihitoK 2014/12/23
    "How We Learn"、話題の一冊だけあって面白い内容でした。
  • 【書評】スタクスネットが開けたパンドラの箱"Countdown to Zero Day":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    イランの核開発能力低下を目的として、アメリカとイスラエルが共同で開発したと言われるマルウェア「スタクスネット(Stuxnet)」。イランの核関連施設に設置されていた、ウラン濃縮用の遠心分離機を標的にしたとされ、実際に数千台の遠心分離機の「物理的な」破壊に成功したのではないかと目されています。数年前に発見され、日でも話題になりましたが、その全容を追ったノンフィクション"Countdown to Zero Day: Stuxnet and the Launch of the World's First Digital Weapon"が最近発売され、こちらも話題になっています。 とにかく面白い一冊でした。紙版で400ページ以上というボリュームなのですが、それだけにスタクスネットはもちろんのこと、その周辺に関する話も丁寧に扱われており、思わず引き込まれてしまいます。セキュリティやサイバー攻撃に興

    【書評】スタクスネットが開けたパンドラの箱"Countdown to Zero Day":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
    AkihitoK
    AkihitoK 2014/11/28
    "Countdown to Zero Day"、良書でした。
  • 【書評】"How We Got to Now":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    スティーブン・ジョンソンといえば、このブログでも何度か著作を紹介していますが、彼の最新刊が先ごろ発表されました。タイトルは"How We Got to Now: Six Innovations That Made the Modern World"。「何が現代の社会を作ったのか」をテーマに、6つのジャンルに関するイノベーションやテクノロジー歴史を整理しています。ちなみに同じタイトルのテレビ番組がBBC/PBSで放送予定となっていますが、もともとこの企画のために書かれた一冊とのこと。 書に頻繁に登場する概念が「バタフライ効果」(書では特に、ある技術が別の技術に影響を与えるという観点から"ハチドリ効果"と命名されています)。すなわち「風が吹けば桶屋が儲かる」式に、ある出来事が思いもよらぬ流れを生み出し、それが基礎となって次の出来事を生み出していく――それこそがテクノロジー歴史質なの

    【書評】"How We Got to Now":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
    AkihitoK
    AkihitoK 2014/11/25
    オルタナブログの環境が移行されたので、再投稿しました。
  • 【書評】"How We Got to Now":シロクマ日報:ITmedia オルタナティブ・ブログ

    スティーブン・ジョンソンといえば、このブログでも何度か著作を紹介していますが、彼の最新刊が先ごろ発表されました。タイトルは"How We Got to Now: Six Innovations That Made the Modern World"。「何が現代の社会を作ったのか」をテーマに、6つのジャンルに関するイノベーションやテクノロジー歴史を整理しています。ちなみに同じタイトルのテレビ番組がBBC/PBSで放送予定となっていますが、もともとこの企画のために書かれた一冊とのこと。 書に頻繁に登場する概念が「バタフライ効果」(書では特に、ある技術が別の技術に影響を与えるという観点から"ハチドリ効果"と命名されています)。すなわち「風が吹けば桶屋が儲かる」式に、ある出来事が思いもよらぬ流れを生み出し、それが基礎となって次の出来事を生み出していく――それこそがテクノロジー歴史質な

    【書評】"How We Got to Now":シロクマ日報:ITmedia オルタナティブ・ブログ
    AkihitoK
    AkihitoK 2014/11/20
    スティーブン・ジョンソンの新刊読んでみました。
  • 【書評】『交渉は創造である』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    かつてトロント大学ビジネススクールの学長を15年間務めたロジャー・マーティン教授は、著書『インテグレーティブ・シンキング』の中で、相反する考えを前にした時にいずれかを取捨選択するのではなく、それらを並立させて検証・統合する中からベストな答えが導かれる、と指摘しました。であれば、真正面から議論がぶつかるような激しい交渉の場こそ、最高の結果をもたらす「創造」のプロセスであると言えるかもしれません。ハーバード大学ビジネススクールで1993年から交渉術の講義を担当している、マイケル・ウィーラー教授の著作『交渉は創造である ハーバードビジネススクール特別講義』は、まさに「創造としての交渉」を学べる一冊です。 世の中にはあまたの「交渉術」がありますが、書はマクロな視点から交渉を捉えています。もちろんどのように会話を進めるべきかといった、ミクロな戦術に関する話も出てくるのですが、やはり類書との違いは

    【書評】『交渉は創造である』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
  • 【書評】ダンジョンズ&ドラゴンズよ永遠に――"Of Dice and Men":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    そんな「RPGといったらTRPG(テーブルトークRPG)でしょ!?」な方、かつ「TRPGの最高峰はダンジョンズ&ドラゴンズ!」な方、そしてアラフォー世代であれば、書"Of Dice and Men: The Story of Dungeons & Dragons and The People Who Play It"を涙無くしては読めないでしょう。 著者はフォーブス等にも寄稿されているジャーナリスト、David M. Ewaltさん。子供のころにD&Dに熱中したものの、ハイティーンになると「あいつD&Dやってるなんてオタクじゃね?」という視線に耐えられずに遠ざかり、最近になってもう一度「剣と魔法の世界」を遊びたくなって戻ってきた……という経歴の持ち主です(それ自分も同じだよ!という方も多いのではないでしょうか)。そんなDavidさんが、D&Dの歴史を振り返りつつ、自分にとってD&Dをプレ

    【書評】ダンジョンズ&ドラゴンズよ永遠に――"Of Dice and Men":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
  • 【書評】自動化がもたらすのは見えない檻か――"The Glass Cage: Automation and Us":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    『クラウド化する世界』でお馴染みの(最近では『ネット・バカ』でお馴染みのと言うべきか)ニコラス・カー御大、待望の新刊が発表されました。今回のタイトルは"The Glass Cage: Automation and Us"。サブタイトルから分かるように、自動化(オートメーション)をテーマにした一冊です。 前作『ネット・バカ』ではネットが生活に浸透することの負の側面を取り上げたカーですが、今回もそれと同じような論調で、オートメーションがもたらすリスクについて考察していきます。 書はオートメーション、すなわち以前は私たちが自分の手でしていたことを、コンピューターやソフトウェアに行わせるという行為について考えている。ただ自動化の技術や経済性、ロボットやサイボーグ、ガジェットの未来について語っているわけではない(話の中には登場してくるが)。書が主眼を置いているのは、自動化が人類に何を引き起こすの

    【書評】自動化がもたらすのは見えない檻か――"The Glass Cage: Automation and Us":シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
  • 【書評】『知的生産の技術とセンス』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    梅棹忠夫や『知的生産の技術』といえば、失礼を承知ながら「耳にしたことはあるけど詳しくは知らない」という存在のひとつではないでしょうか。梅棹先生は京都大学名誉教授や国立民族学博物館初代館長などといった肩書きを持ち、文化人類学や民族学など幅広いフィールドで旺盛な研究活動を行った人物。情報学の分野にも大きな影響を与え、IT界隈の方々にとっては「情報産業」という名前の名付け親としても知られているでしょう。しかし半世紀近く前に書かれた著作も多く、正直どんな議論を行ってきたのか、よく知らないんだけど……という方が多いと思います(僕自身もその一人です)。 書『知的生産の技術とセンス 知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術』は、そんな梅棹先生の人物像や思考アプローチがコンパクトにまとめられた一冊。ただ梅棹先生が行われた研究活動といっても、前述のようにその領域は非常に幅広いため、書ではタイトルの通り『知的生

    【書評】『知的生産の技術とセンス』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
  • 【書評】『ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    先日テスラモーターズのイーロン・マスクCEOが来日し、メディアでも大きく取り上げられましたが、彼が「ペイパルマフィア」として知られるグループの一人であることをご存じの方も多いでしょう。1998年に立ち上げられたペイパルは、ドットコムバブルを潜り抜けて2002年に150億ドルでイーベイに売却され、創業に関わったメンバーは多くの利益を手にします。それがペイパルマフィアで、彼らは手にした利益を基に、その後様々な道へと進んでいきます。冒頭のイーロン・マスクを初めとして、リンクトインのリード・ホフマン、イェルプのジェレミー・ストップルマン、ユーチューブのチャド・ハーリーやスティーブ・チェン、ジョード・カリムなど、さらなる成功を収めたメンバーも少なくありません。 そんなペイパルマフィアの"ドン"と称されるのがピーター・ティール。ペイパルの共同創業者で、その後ヘッジファンドのクラリアムとベンチャーファン

    【書評】『ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
    AkihitoK
    AkihitoK 2014/09/20
    ピーター・ティールの『ゼロ・トゥ・ワン』、読書の秋の一冊に一押しです。
  • 『世界で闘うプロダクトマネジャーになるための本』8月22日発売です。:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    お知らせです。監訳という立場で参加させていただいた『世界で闘うプロダクトマネジャーになるための~トップIT企業のPMとして就職する方法~』が来週金曜日の8月22日に発売されますので、ちょっとご紹介を。 Kindle版も同時発売されますので、電子版をご希望の方はご確認下さい。 原著のタイトルは"Cracking the PM Interview: How to Land a Product Manager Job in Technology"といって、直訳すれば『プロダクトマネジャーの採用面接を突破する――テクノロジー業界でプロダクトマネジャー職に就くには』といったところでしょうか。文字通り、テクノロジー業界(中でもGoogleAppleといったIT系企業)でプロダクトマネジャー(PM)職に就くために必要な情報や心構え、テクニック等がまとめられた一冊です。 著者の一人であるゲイル・ラーク

    『世界で闘うプロダクトマネジャーになるための本』8月22日発売です。:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
    AkihitoK
    AkihitoK 2014/08/13
    簡単に紹介文も書いてみました。
  • 『沈みゆく帝国』か、ジョブズ王朝の終わりか:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    かつて地中海一帯に、ローマ帝国と呼ばれた国家がありました。そんなこと改めて言われるまでもない、ですよね。それではこの国はいつ始まり、いつ滅んだのでしょうか?始まったのは「紀元前27年の共和制から帝政への移行」?それとも「紀元前8世紀頃の都市国家ローマの形成」?終わったのは「395年の東西分裂」?それとも「1453年の東ローマ帝国滅亡」?東ローマ帝国はビザンチン帝国であってローマ帝国ではない、と思われるかもしれませんが、彼ら自身は自らを「ローマ帝国」と名乗っていたそうです。また1467年にはモスクワ大公のイヴァン3世がコンスタンティノス11世(東ローマ帝国最後の皇帝)の姪と結婚し、ローマ帝国の継承者を自称しているそうですから、考えようによってはもっと最近まで「ローマ帝国」が続いていたと言えるでしょう。 残念ながら歴史はあまり詳しくないので(大好きなのですがどうも人名や地名が覚えられません……

    『沈みゆく帝国』か、ジョブズ王朝の終わりか:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ