サントリー食品インターナショナルは17日、「南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」の出荷を止めた。14日に発売したばかりだが、需要予測を5割上回る注文があり、商品の安定供給ができなくなったため。いま店頭に並ぶ商品が売り切れると、しばらく買えなくなる。夏までの出荷再開をめざす。 注文に応じる量を減らして出荷し続けることも試みたが、あまりに短期間に注文が集中したため、調整しきれなかったという。 同社では、炭酸飲料「レモンジーナ」も、3月31日の発売の翌日に同じ理由で出荷を止めたばかり。ネット上で「品薄商法」「飢餓商法」といった指摘まで出ている。小郷三朗副社長は17日、東京都内で会見して「メーカーの最大の責任は供給責任。果たせず申し訳ない」と陳謝した。