<韓国発K‐POPが各国で人気を集める一方で、芸能事務所が強いる美容整形やギャラ分配の「奴隷契約」など、女性蔑視が横行する業界は深刻な問題を抱えている> 韓国のポップミュージック、いわゆるK−POPは問題を抱えている。売れていないわけではない。日本やタイなどアジアでの人気に加えて、中東や南米でも注目されている。 それより問題はK−POPにおける女性歌手の待遇だ。高いエンターテインメント性によって業界は大きな利益を上げているが、その巨万の富は若い女性たちを性的な商品と見なして搾取することでもたらされている。 搾取されているのは男性歌手も同じだが、女性アーティストの場合はそれ以上に業界のダブルスタンダードに苦しんでいる。 【参考記事】韓国総選挙の惨敗と朴槿恵外交の行方 女性蔑視的な音楽ジャンルはK−POPに限ったことではない。日本や中国のポップス界も人のことは言えないし、アメリカのヒップホップ