芥川龍之介の小説じゃないけど、でもってスパイダーマンじゃないけれど、クモの糸にはとてつもないパワーが秘められていたみたいなんだ。 元来、偉い人の間では、「クモの糸は物質科学の神秘」と言われているそうで、「人間の毛髪の10分の1の太さしかないのに、時速30キロを超える速さでハチが飛んできても破れずに捕まえる強度を持ち、300-400℃の熱にも溶けない」クモの糸は、各国の研究者が総力をあげて人工クモの糸の開発に取り組んでいるわけなんだけど、その糸が強度のみならず、空中の水分を集める際に発揮する優れた機能がとうとう解明されたと、3日の英科学誌ネイチャーに発表されたんだそうだ。