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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (8)

  • 伝統か、それとも自然か 衝突する2つの未来像

    米国モンタナ州にあるフォート・ベルクナップ先住民居留地で、放牧中の牛が移動させられていく。ここは、広大な自然保護区の創設を目指す「アメリカン・プレーリー・リザーブ」(APR)の所有地に隣接している。PHOTOGRAPH BY AMY TOENSING 「アメリカン・プレーリー・リザーブ」(APR)は、米国モンタナ州に広大な保護区を設立した自然保護団体だ。 かつて一帯に生息していたバイソンを復活させるなど、入植者たちが定住した19世紀より前の自然をよみがえらせようとしている。設立から19年間で、ハイテク企業の起業家や実業家からの寄付を中心に1億6000万ドル(176億円)の資金を集めた。 これまでに30カ所の私有地、合わせて4万2000ヘクタールを購入し、隣接する公有地からは12万1000ヘクタールを超える放牧用の土地を借りている。購入した土地はすべて政府指定の保護区に隣接しており、これらを

    伝統か、それとも自然か 衝突する2つの未来像
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2020/01/31
    その復元しようとしている自然もネイティブアメリカンによって改変済みのものなのよね/どうせなら人類が到達する前まで戻したら?マストドンの代わりにゾウとか導入して。http://www.nikkei-science.com/?p=16314
  • 【動画】サメよけに磁石が威力を発揮、保護に朗報

    最近の研究から、漁に使うカゴに磁石を取り付けるとサメやエイが中に入るのを防げることが明らかになった。磁石を入れたパイプでサメをよける研究も行われている。(字幕は英語です) 「サメに磁石」が、漁業におけるサメ保護の決め手になるかもしれない。 新たな研究によると、磁石にはサメやエイを遠ざける効果があり、漁業用の餌を入れたカゴにこうした魚が間違ってかかってしまうのを防げるようになるという。 「あまりにうまく行ったので驚きました」と言うのは、オーストラリア、ニューカッスル大学の海洋生態学者で、学術誌「Fisheries Reseach」に論文を発表したビンセント・ラウール氏だ。 サメの頭部の前方には、獲物の筋肉の収縮によって生じる微弱な電流を感知する器官がある。(参考記事:「ホホジロザメ、ロボットカメラを襲う」) 「サメは基的に、餌が見えなくても、匂いがしなくても、そのありかを感知できます」とラ

    【動画】サメよけに磁石が威力を発揮、保護に朗報
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2018/08/22
    サメの混獲を避けるための磁石利用。
  • 第3回 外来種の駆除を保全の目的にしてはならない理由

    海鳥が、森を作る。 海鳥が、海で魚やイカなどをべて、陸上でフンをすることで、栄養となるリンや窒素を森にもたらす。川上さんの研究で、そんな物質循環のビジョンが見えてきた。 そこで疑問に思うのは、こういった物質循環のありようが、森林にどのような変化を与えるのかということだ。海鳥がいるのといないのとでは、島の植物をはじめとする生き物の体を形づくる元素の「同位体比」が違うと前回書いた。ただ、それらは化学的には同じ物質だから、見た目も同じだ。もっと目に見える違いは出てくるのか。 ぼくの素朴な疑問に対して、まず当に目で見える大きな違いがあると川上さんは請け合った。 「これは、南硫黄島の近くの北硫黄島と比べるとすぐにわかります。人が住んで、ネズミが入って、ミズナギドリの仲間がいなくなった北硫黄島の森林って、もう見た目で南硫黄島の森林と違うんです。どんな違いだと思います?」 海からの物質輸送があったほ

    第3回 外来種の駆除を保全の目的にしてはならない理由
  • 北欧バイキングの死装束にアラビア文字見つかる

    バイキングの墓から見つかる死装束にアラビア文字が織り込まれていたことを、スウェーデンの研究者が発見した。これらの衣服は100年以上前に見つかったものだが、バイキング時代の典型的な死装束として片付けられ、そのまま保管されていた。新たに行われた調査により、はるかに興味深いものであることが明らかになった。 死装束が見つかった場所は、バイキングの船葬墓やバイキング時代の主要都市ビルカの墳墓。「興味深いのは、『アラー』という単語が鏡文字で記されていたことです」と、文字を発見したスウェーデン、ウプサラ大学のテキスタイル考古学者アンニカ・ラーソン氏は語る。(参考記事:「有名なバイキング戦士、実は女性だった」) 北欧で見かけない幾何学模様 文字は、絹の帯に銀糸で織り込まれていた。ラーソン氏は、バイキング時代の埋葬に関わる慣習は、死後に天国で永遠の生を得るという思想のほかに、イスラム教の影響も受けていたので

    北欧バイキングの死装束にアラビア文字見つかる
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2017/10/16
    いつの時代のバイキングかわからないけど、8世紀以降ならバルト海~黒海経由の水運で東ローマやイスラム世界と繋がってたみたいだから、文化も伝わってたのかも。https://goo.gl/8nxuts
  • 頭が2つあるサメの報告が世界で増加、原因不明

    2008年にオーストラリア沖で捕獲されたヨシキリザメの子宮内で見つかった双頭の赤ちゃんザメ。(PHOTOGRAPH COURTESY CHRISTOPHER JOHNSTON) 双頭のサメなど、映画の中の作り物のように思われるかもしれない。けれども科学者によると、そうしたサメはたしかに実在し、しかも、世界中で発見例が増えているという。 2013年には、フロリダ沖で捕獲されたオオメジロザメという胎生のサメの子宮内から双頭の胎児が見つかって話題になったし、 2008年にはインド洋でも双頭のヨシキリザメの胎児が発見されている。 2011年には、カリフォルニア湾内とメキシコの北西沖で捕獲されたメスのヨシキリザメの子宮内から発見された双頭の胎児を詳しく調べた論文も発表されている。実は、これまでに双頭の胎児が発見されているサメのほとんどがヨシキリザメだ。2011年の論文で研究チームを率いたメキシコ国立

    頭が2つあるサメの報告が世界で増加、原因不明
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2016/11/08
    正直胎児レベルの話で、そりゃ奇形もでるよとしか言いようがない話。出産後は生存できないし。|報告が増加したのは単純に調査事例が増えただけでは。汚染や乱獲は問題だが、ここから直結するのはちょっと・・・。
  • 第12回 横に傾いて泳ぐ奇妙なサメを発見し、理由を解明!

    科学論文は概してつまらないものだ。科学論文の審査基準はエンターテイメント性ではなく、科学的な新規性や厳密性なので、当たり前のことである。それに当に面白い研究成果は、すなわち科学的な大発見であり、そんなものがぽんぽんと立て続けに出るわけがない。それはよくわかっている。わかってはいるけれど、研究者は皆、心の奥底では野望の炎をめらめらと燃やしているものだ。いつかはエンターテイメント性にあふれた、とびきり面白い論文をかっとばしてやるぞと。 今回、「Nature Communications」誌に掲載されたヒラシュモクザメの論文は、私にとっては満願成就の「かっとばした」論文である。なるほど社会的な重要性という尺度からいえば、再生医療や発電技術などの研究に敵うべくもないけれど、こと面白さに関していえば、相当のものですよと胸をずいと張っていえる。もちろん面白さの感覚は人によってまちまちなので、「え、そ

    第12回 横に傾いて泳ぐ奇妙なサメを発見し、理由を解明!
  • 第11回 発見! 渡り鳥の法則

    約200種の渡り鳥の移動パターンを比較し、渡りの距離がどのような要因によって決まるのかを明らかにした私の最新の論文が「Ecology Letters」誌に掲載された。「Ecology Letters」誌といえば、数ある生態学の科学雑誌の中でも断トツのインパクトを持つトップジャーナルだ。生態学者の集まる学会では、初対面の相手に「つまらない論文ですけど」と謙遜を装って、ペラリと「Ecology Letters」誌の論文の別刷りを渡すのが最上の自己紹介とされている。それはともかく、今回の論文は私にとって、何度も泥沼にはまり込みそうになった労作なので、その内容を今このような形で紹介できることを、心からうれしく思う。 さて、今回のテーマは渡り鳥である。世界中のおびただしい種類の鳥が、毎年、季節に合わせて地球上を移動している。夏の間、高緯度地域で子育てをし、冬の間は暖かい低緯度地域で過ごすというのが一

    第11回 発見! 渡り鳥の法則
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2016/07/12
    ざっくりとした感じですが、仮説の提案としてはなかなか良いのではないでしょうか。
  • 第1回 サメを調べにオーストラリアへ!

    生物とは何だろう。生態学とは何だろう。 先日、何の気なしに中島敦の『山月記』(昔の中国で、詩歌の道で身を立てられなかった男が懊悩の末、人喰虎に変身してしまう話です)を読み返していたら、これだという1文を見つけて一瞬ドキリとした。 「理由も分らずに押付けられたものを大人しく受け取って、理由も分らずに生きて行くのが、我々生きもののさだめだ」 そうそう、それが生物! 虎であれ象であれてんとう虫であれ、完璧な生体機能を備えて完璧に環境に適応しているわけではない。そうではなくて、遺伝というメカニズムによって先祖から受け継がれてきた体の形や生理的機能(「理由も分らずに押付けられたもの」)をやりくりして、危険に満ち満ちた自然の中を生き延びようとしている。 それがうまくいかなければ、天敵に喰われたり、エサにありつけずにのたれ死んだりする。それがうまくいったならば、配偶者を獲得し、次世代に命のタスキを渡すこ

    第1回 サメを調べにオーストラリアへ!
    Diomedeidae
    Diomedeidae 2015/07/24
    渡辺佑基さんはとても難解な論文の内容をとてもわかりやすく説明されており、好きです。本もおすすめ。
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