上流階級にルーツを持つ「ビーフストロガノフ」。伝統的なロシア料理だと考える外国人も多い。ソ連人の多くは、食堂の食べ物とイメージする。 起源 私は料理教室を始めた時、外国人の生徒向けに、ボルシチ、ピロシキ、サラダ、飲み物というロシア料理のメニューを作成した。その後、自分でもつくったことのない、また多分食べたこともない料理をリクエストされるようになった。それはビーフストロガノフ。私と一緒に仕事をしていた友人にリクエストについて話すと、「それってどんな料理?」と聞かれた。祖母は料理を知っていたが、レシピを知らなかった。 結局、外国人にこの”クラシックなロシア料理”のつくりかたを学ぶことになり、やがて私の料理教室の定番料理となった。私はある時、プロのシェフの素晴らしいレシピを見つけた。ビーフストロガノフの発明の歴史は不明だが、このレシピがオリジナルに近いとはあまり思えない。ビーフストロガノフはロ
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