私たち人間は、地球環境に負担をかけずに消費できる1年分の水や土壌、空気資源を、2017年は8月2日の時点で使い果たしてしまいました。したがって、この日以降の資源消費は、環境に優しくない行為ということになります。グローバル・フットプリント・ネットワークは、地球資源が「赤字」に転じる日を毎年発表しています。アース・オーバーシュート・デーと呼ばれるこの日は、残念ながら祝日などではありません。 この取り組みは、地球の資源が限られていることを啓蒙するキャンペーンとして、イギリスのシンクタンク、ニュー・エコノミクス財団のアンドリュー・シムズ(Andrew Simms)氏によって提唱されました。具体的な日にちは、同財団の姉妹組織であるグローバル・フットプリント・ネットワークが、1年間に生産される自然資源の量を人間の資源消費量で割った値に365を乗じることで算出しています。つまり、アース・オーバーシュート