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iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使ったパーキンソン病治療の臨床研究に向け、京都大が今年6月にも、再生医療安全性確保法(昨年11月成立)に基づく第三者審査委員会の設置を厚生労働省に申請することがわかった。 新法に沿った初の臨床研究の手続きで、再生医療のモデルとなる。 パーキンソン病は、脳の「黒質」と呼ばれる部分で、神経伝達物質のドーパミンを放出する神経細胞が減少することで発症する。手足の震えや歩行障害などの症状が出る。 京大iPS細胞研究所の高橋淳教授(52)らの研究グループは、人のiPS細胞からドーパミンを分泌する神経細胞を大量作製することに成功。パーキンソン病のサルの脳に移植する実験で効果を確かめた。 臨床研究は、同研究所と京大病院が連携して行う。計画では、患者6人の血液細胞からiPS細胞を作り、それぞれ数千万個の神経細胞に変化させ、患者の脳に移植する。移植後の1年間は経過を観察し、安全
Opinion―研究の現場から 本コーナーでは,実験医学連載「Opinion」からの掲載文をご紹介します.研究者をとりまく環境や社会的な責任が変容しつつある現在,若手研究者が直面するキャリア形成の問題や情報発信のあり方について,現在の研究現場に関わる人々からの生の声をお届けします.(編集部) プレゼンテーションとは詰まるところ情報伝達手段であるため,聴衆が内容を理解できない状態で終わることは,聴衆だけでなく発表者にとっても時間の無駄で終わってしまいます.特に研究分野が異なると,発表者は言いたいことを伝えにくく,聴衆側も理解に苦しむときが多いのではないかと思います.発表者と聴衆側の歩み寄りが足りないといえばそれまでですが,最近,専門にかかわらず聴衆が聴きたくなるようなプレゼンテーションとは,特に発表者によるところが大きいのではないかと考えるようになりました.実際,植物やバクテリアなど自分の専
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