Science誌によると、エルゼビア社とドイツ全体でのライセンス契約の締結を目指すDEALプロジェクトとのオープンアクセス(OA)と購読料に関する交渉の最中、ドイツ有数の研究者5人がエルゼビア社の出版するジャーナルの編集者を辞任したと報じている。これら研究者5人に続き、今後辞任する研究者が増えることが予想される。 2016年12月にDEALとエルゼビア社とのライセンス契約交渉が決裂に終わり、一時ジャーナルへのアクセス権が喪失したが、エルゼビア社は2017年2月にアクセス権を回復させ、その後も交渉が続けられていた。しかし4月には再び交渉が不調に終わったと発表していた。 他方、シュプリンガー・ネイチャー社とワイリー社とは2017年より交渉を開始し、両出版社とは基本的な合意に達し、2018年末まで購読契約が延長された。 [ニュースソース] German researchers resign fr