この記事は「言語学な人々 Advent Calendar 2023」の17日目の記事です。 adventar.org 前置き 小学館『日本国語大辞典(第2版)』(以下、日国)の JapanKnowledge 版(以下、JK版日国)は、紙媒体にはない検索機能を備えています。*1 JapanKnowledge Lib 使い方ガイド JapanKnowledge 全体を対象とした「詳細(個別)検索」でも以下の検索を行うことができますが、 見出し検索 or 全文検索 AND, OR, NOT検索 完全一致、前方一致、後方一致、部分一致 この詳細検索の対象を『日国』に限定すると、検索範囲(見出し or 全文 or 用例 or …)をさらに細かく設定できたり、品詞で絞ったりできるようになります。 方法は以下の通り。 「詳細(個別)検索」にマウスオーバーして「日本国語大辞典」 または、「詳細(個別)検索
このプロジェクトページは2010年9月4日に削除依頼の審議対象になりました。議論の結果、版指定削除となりました。 本件は、先行する話題「Wikipedia:井戸端#アルファベットのソートキーや記事名」に続く議題です。--Doraemonplus(会話) 2023年2月24日 (金) 11:12 (UTC)[返信] 現在、このページで言及されていないアルファベットのソートキーについての提案を致します。 私が触っていたCategory:シンセサイザーにおいて、FM音源は「F」の項目にありますが、FM-PACは「え」にあります(もっとも、FM-PACをシンセサイザーにカテゴライズすることが適切かどうかは疑問ですが)。このように、タイトルがアルファベットの記事のソートキーはアルファベットそのままのものやひらがなで読み仮名を書いたものなど統一されておらず、方針なども示されていません。 私は、Cate
足柄(個人の感想です) @asigaranyanko 卒論指導をしていると、学生の検索能力が意外に低いのに驚くことがある。全然見つかりません〜とよく泣きつかれるが、私が検索してみたらすぐ見つかることが多い。実は検索してなかったんじゃないかと疑ったが、そうでもないようだ。不思議だ。うちだけの現象だろうか。 足柄(個人の感想です) @asigaranyanko 3年生までは「今の時代は検索したらすぐ出てくるので〜」と言ってた学生達が、実は検索にもスキルが必要というのを知るのは良いことだ。だが逆に、これまで何を検索してわかったつもりになってたんだよとも思う。そして、情報を見つけたからそれで終わりじゃないんだよと言ったらみんな目をそらす。
2022年1月に、改正電子帳簿保存法が施行される。これは、これまで紙で保存されることが義務付けられていた税金関係の書類を、電子化して保存するための条件を緩和するものだ。DX花盛りの昨今、ペーパーレスを法律面からも後押しすることを狙っている。 ところが、確かにペーパーレスが可能になる一方で、電子データの保存ルールには意外な落とし穴がある。 電子データで受け取った取引情報は紙で保存できない 最大のポイントが、電子データで受け取った取引情報の書面保存の廃止だ。自社が紙メインで取引を行っていても、昨今は相手先から請求書や納品書、領収書などが電子データで送られることが増えた。ところが、今回の法改正で、このデータを紙に出力して保管することが認められなくなるのだ。 ここには、例えばECサイトのように領収書をWeb画面で表示するものの含まれる。Amazonで購入した領収書は、これまではプリントアウトして保
小林昌樹(図書館情報学研究者) ■はじめの口上――正直に…… 三ヶ月前まで国立国会図書館という巨大館で調べ物担当をしていたのが私である。子どもの頃、本を書く人はどうして自分が体験したこと以外のことを書けるのかフシギだった。大学で文献注のある本に出会って、頓悟した。彼らは皆、調べ書きをしていたのである。でも、彼らはどうやって本を知ったのだろう? 膨大な図書を所有し、それらを全部読み、かつ憶えているのだろうか? 実はアメリカだと、図書館は文献参照(レファレンス)をサービスの中核にしており、どうやら本の調べ書きにはレファレンスが重要らしいぞ、と知ったのは、就職のため図書館情報学専攻に入り直してからだった。 今回、縁あって皓星社メルマガの連載記事に、先月まで15年ほど従事したレファレンス業務で身についた文献参照の技術――ここでは「参照スキル」と呼ぶ――について書き連ねることになった。30年弱、上記
2. ⾃⼰紹介 1 • 村上 遥 (むらかみ はるか) • 東京外国語⼤学 総務企画部学術情報課 ⽬録係 • 東京外国語⼤学 図書情報係 (2007) →資料サービス係(2010)→現職(2012〜) • 外部委員等 • ⽇本図書館協会 ⽬録委員会 (2014〜) • NACSIS-CAT検討作業部会 (2015〜2017) • システムワークフロー検討作業部会 (2019〜) • そのほか • 国⽴⼤学図書館協会海外派遣事業 短期 (2013) 3. 2 総合⽬録データベース(NACSIS-CAT) 種類 件数 図書 書誌 12,341,322 所蔵 138,452,197 雑誌 書誌 353,196 所蔵 4,643,192 書誌・所蔵件数(2019年08⽉25⽇現在) 接続機関数(2019年3⽉31⽇現在) https://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/archive/
これまでの記事に引き続き、ジャパンサーチ(BETA)の探検です。再び、検索してみようとしますが、こういう風にして使ってくると、検索がメインのサイトではないというメッセージなのではないか、という気がしてきますね。実際にそういうところを目指しているのかもしれません。そうすると、細々と検索するユーザは微妙にお呼びでないのかな・・・という気もしてきますが、それでも検索できますので、見捨てられたわけではないと思って再びやってみます。一応、簡単なframeで検索できるようなラッパーを作ってみようとしましたが、セキュリティの関係で、外部サイトからframeで読み込めないように設定されているみたいで、残念ながら、そんな簡単な回避策は許されないようでした。まあ、何かブラウザブラグイン的なものを作ってしまえばよいのだろうとは思います。どなたか、ささっと作ってくださるとありがたいですね。 ということで、再び、ジ
2016.12.27 年金事務所が「イロハ」で管理している情報は、事業所整理番号とよばれるものでカナ二文字から三文字で成り立っています。 例えばA年金事務所管内で、イトウ産業という会社が創業し、イロハ順でやる年金事務所に届け出を出したとしましょう。 会社名の最初の一文字である「イ」がまず、最初の記号になります。 そしてA年金事務所管内で、イから始まる会社の届け出の何番目かで次の二つのカナが決まります。 例えばイで始まる会社でA年金事務所に最初に届け出した会社はイイになり、二番目に届け出をした会社はイロ、以下順番にカナがふられていきます。 大正十四年からこの方式が始まったのではないかと推測されています。 今思えば、このカナを振る順番をアイウエオでやった年金事務所とイロハでやった事務所が混在したのが、運の尽きでした。 東京都や神奈川県などはイロハ順、埼玉県や静岡県はアイウエオとイロハが混在と聞
私たちopenBDプロジェクト(カーリル・版元ドットコム)は書誌情報・書影を、だれでも自由に使える、高速なAPIで提供します。 個人が、SNSやブログで本を紹介するとき 書店が、仕入れや、販売のために本を紹介するとき 図書館が、選書し、利用者に本を紹介するとき メディアが、本を紹介し評するとき 企業が、書誌情報・書影を利用したあらたなサービスを開発するとき こうしたときに、自由に使える書誌情報・書影を、高速なAPIで提供するopenBDの提供を開始します。 オープンな本のデータが、本の世界をますます豊かにすると考えるからです。 openBDは、カーリルがAPIシステムを開発します。 カーリルは、図書館蔵書・貸出情報を横断的に高速で検索するサイトを提供しています。 ここで培ったノウハウを活用します。 openBDに掲載する書誌情報・書影は版元ドットコムが収集します。 版元ドットコムは、会員出
〇 図書館法における図書館の目的(2) 2016.8.25 薬袋秀樹 ・「調査研究」に関する理解の現状 このように、法律で明確に定められている「調査研究」ですが、公共図書館関係者にはどの 程度知られているのでしょうか。 レファレンスサービスや資料選択を論じる際には、その背景として、図書館の目的に「調査 研究」が含まれることを理解している必要があります。「調査研究」が理解されないと、レフ ァレンスサービスや資料選択に関する議論は深まらないはずです。 しかし、これまで、図書館職員の人々から、この規定の「調査研究」に関して、意見を聞い たことは少ないように思います。市民が日常的にものごとを調べているという認識が足りない のではないでしょうか。 そもそも、図書館職員の人々は、大学で、「調査研究」について、どの程度学習しているの でしょうか。 それを確かめる一つの方法として、「図書館概論」「図書館制
図書館の蔵書検索システムを手掛けるカーリルは今年4月、こんな挑発的なプレスリリースを発表した。社員数がわずか5人のベンチャー企業ながら、日本全国の図書館で使われている蔵書検索システムを抜本的に変えようとしている。まさに宣戦布告と言っていい。 手始めに京都府立図書館と提携、京都府内の公立図書館であれば蔵書の貸し出し状況を横断的に検索できる業務用システムを納めた。都道府県という広域で使えるシステムの提供は初めてだが、「年内にもう一つ案件が取れそう。目指すは47都道府県の制覇です」。カーリルの吉本龍司代表は、くたびれたTシャツ姿で、机に置いてあった都道府県のパズルを1つ裏返した。 統一されない書籍データ カーリルの強みは検索速度。例えば、京都府内の全図書館を対象に、借りたい本の蔵書状況を検索するのに必要な時間はわずか0.5秒。従来のシステムに比べ数十分の1の時間に縮まるという。 それほどの改良余
【プレスリリース】 「カーリル Unitrad API」の運用を開始します | カーリルのブログ 図書館蔵書検索サイト「カーリル」の運営元である株式会社カーリルは、図書館業務向けの超高速横断検索API「カーリル Unitrad API」の運用を開始しました。実はつい先日、「多摩バーチャル・デポジット・ライブラリー(通称多摩デポ)」に関する中間報告会でこのリリースについて話を伺っていたので、少し詳しく書き記しておきます。なお、新APIの第1号導入は、京都府立図書館です。 多摩デポ中間報告会の記事はこちら。 多摩デポは、NPO法人共同保存図書館・多摩とカーリルが共同で研究開発を進めてきた仕組みです。図書館資料の除籍・廃棄は年々増加しているのに、廃棄しようとしている資料がその地域の他の図書館に残っているかどうかを「素早く」「簡単に」チェックできる仕組みがない、という問題意識からこの開発はスタート
サービス終了のお知らせ NAVERまとめは2020年9月30日をもちましてサービス終了いたしました。 約11年間、NAVERまとめをご利用・ご愛顧いただき誠にありがとうございました。
分類から検索へ――「指紋」から始まる新たな知のシステム? 橋本 一径/早稲田大学文学学術院准教授 「検索」が学問のツールとして必要不可欠のものとなってから、どれくらいの年月が経つのだろう。図書館などのデータベースで目当ての著書や論文を検索するというのはもちろんのこと、全文がデジタル化されている論文や著作ならば、検索によって本文の中のキーワードやフレーズにもたどり着くことができる。「検索」によらない調査では到底見つけることのできなかったような記述に出会うことも増えたし、調査の方法自体が、これまでとは根本的に異なるものになろうとしているようにも思える。 学問だけに限られた話ではない。わからない言葉に出会えば、とりあえずブラウザの検索窓にその言葉を打ち込んでみるというのが、私を含めた多くの人の行動パターンとして、すっかり定着してしまっているようである。あるいはツイッターなどのSNSにおいては、友
県立図書館とNTTデータ(東京)が共同で作り上げた「県デジタルアーカイブ(記録保存)」のベースとなる同社のシステム「AMLAD(アムラッド)」が、カトリックの総本山バチカンのバチカン図書館にある文献の電子化に生かされることになった。秋田で培われた技術が、世界的に貴重な歴史的資料の保存にひと役買うことになる。 同社が手がけるのは、バチカン図書館所蔵の約8万冊、約4000万ページに及ぶ手書き文献の電子化。今年3月、まず、4年間でこのうち3000冊を電子化する契約を約23億円で結んだ。電子化した文書はインターネットで公開する。 同社などによると、AMLADは、書籍や美術品、遺構といった多種多様な電子データをまとめ、一括検索できるようにするシステム。書名、資料名、遺構名、作品名など意味合いの似たメタデータと呼ばれる電子データの付随情報を、例えば、「タイトル」として関連づけることで一括検索を可能にす
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