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ブックマーク / business.nikkei.com (330)

  • 選挙をおもちゃにする人々が教えてくれること

    この記事の3つのポイント 選挙ポスター掲示板を“外販”する暴挙に出た政党出現 比例代表制の持つ弱点をネットの力で突き資金を得た 小選挙区比例代表制は見直すべきではないか 任意で、新型コロナウイルス感染症に対するメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの7回目接種を受けてきた。前回は2023年9月だったので、9カ月ぶりである。 最初は地元で受けようと思ったのだが、接種を行っている病院が見つからず、ネットで探して回って、横浜の医院まで行って接種を受けた。7回も接種を受けたのだから、いくらかでも副反応が軽く済むかなと期待していたのだが、接種後は発熱と倦怠(けんたい)感が出て、まる2日は動けなかった。 ともあれ、これで年末までは比較的安全に行動できるようになった。もちろん、「ワクチン接種をしたから、マスクを外してもいい」とはならない。今後とも人混みではマスクをするし、手洗いも励行する。 新型コロナ

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    Guro
    Guro 2024/06/28
  • ガザに「最終的解決」を許してはならない

    この記事の3つのポイント アニメ映画「デデデデ」は現代を殴りつける作品だ 「博士の異常な愛情」との終末観の違い 「最終的解決」の後も日常はぐだぐだと続く 「……マスク三題噺ですか?」と言われた。 確かにここ3週、サンダーマスク、感染予防のために着用するマスクイーロン・マスクと、マスクを話題に取り上げている。もう少し続けるか。例えばタイガーマスクからプロレスの話に引っ張るとか。 いや、うまく話が展開できないな。「ゆけ、ゆけ、イーロン、イーロン・マースークー」と、アニメ「タイガーマスク」の主題歌の替え歌にはハマるんだけど。 上映中のアニメ映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(2024年、黒川智之・アニメーションディレクター)を観てきた。長いタイトルなので、以下通称の「デデデデ」を使う。 それぞれ2時間ほどの前編、後編が3月と5月に分けて公開という上映形態なので、前後編の両方

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    Guro 2024/06/28
  • イーロン・マスクの時間、普通の経営者の時間

    この記事の3つのポイント イーロン・マスクのスペースXのロケットが実験に成功 火星植民を目指す狂気の経営者の合理性 新自由主義の短い時間軸では不可能な目標へ突進する ロケットマニアには“目の正月” 2024年6月6日、米企業スペースXが、テキサス州ボカ・チカの同社打ち上げ基地「スターベース」から巨大ロケット「スターシップ」の4回目の試験打ち上げを行った。 同社はウェブ中継を行ったので、リアルタイムで見ていた方もそれなりにいたのではないだろうか。打ち上げが日時間の午後9時50分で、夜中とか早朝ではなく、比較的見やすい時刻だった。もちろん私も見ていたのだが、圧巻としか形容のしようがなかった。 スターシップは直径9m、全高120m(ほぼ30階建てのビルに相当)、打ち上げ時重量4500トンという2段式巨大ロケットだ。日の最新鋭ロケット「H3」は、直径5.2m、全高63m、打ち上げ時重量が最大5

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    Guro 2024/06/28
  • 突然倒れる50代会社員 「ワークシックバランス」許さぬ社会の悲痛

    仕事の後にいつもどおりの「ちょいと一杯!」をして、深夜に帰宅。その翌朝、救急車で運ばれた。あと3年で管理職を終え、65歳の定年まで“プロフェッショナル”として会社に残る予定が、一瞬で消滅した。 人が持つ「仕事」「家庭」「健康」の3つの幸せ 「健康には自信があったし、60歳過ぎてからは人生楽しもうって思ってました。まさか自分がこんなことになるなんて。仕事も生活も体も、弱くてダメな自分になってしまったのが情けない」 こう嘆く男性は私と同世代。数年前から脳梗塞で倒れたり、がんの手術や治療を受けたりする知人や同級生が増えていたけど、彼もその1人だ。 私自身、自分でも「ヤバい」と思うような働き方をしてきてしまったので、彼の話は他人事と思えなかった。「人が持つ『仕事』『家庭』『健康』の3つの幸せのボールのいずれも落とすことなく、ジャグリングのように回し続けないとダメ」と他人には言い続けているくせに、「

    突然倒れる50代会社員 「ワークシックバランス」許さぬ社会の悲痛
  • [新連載]コスパ最強スーパー「ロピア」 売上高10年で7倍の秘密

    横浜市南部の住宅地、JR港南台駅前。子育て世帯や高齢者の胃袋をつかもうとイオンや地場スーパー「そうてつローゼン」が店を構える。10分ほど歩けば「業務スーパー」や「オーケー」もある品スーパー激戦区に2023年12月、「ロピア港南台バーズ店」が開業した。 駅前の商業施設内に店を構える同店は、平日でも午前10時の開店と同時に客が続々と入っていく。1時間後にはレジ前に列ができていた。路線バスに乗って来店した女性客は「品ぞろえが豊富で、しかも安い」と笑顔で話す。赤いエプロン姿の店員がせわしなく商品の陳列や総菜の準備に当たる。 店内はさながら「のテーマパーク」。目移りするほど種類豊富な握りずしのばら売りコーナーを通り過ぎた後、大容量パックが並ぶ肉売り場に足が止まる。総菜コーナーには握りこぶしほどの特大シューマイ。皮は、具を包んでいるというより載せているようだ。 店内の雰囲気も若々しく元気な印象だ。

    [新連載]コスパ最強スーパー「ロピア」 売上高10年で7倍の秘密
    Guro
    Guro 2024/06/26
    ほんと港南台激戦よね。高島屋がなくなって高齢化宅地だと思ってたけど。
  • 歴史との対比で考える「日本は3度目の坂を上れるか」

    歴史との対比で考える「日本は3度目の坂を上れるか」
  • 旅客機を造れない日本がロケットは造れるわけ

    この記事の3つのポイント 日のロケット開発のキーパーソンは旅客機も企画した ロケットと旅客機の開発チームの違いは「継続性」 私案・もし日製の旅客機を開発するならば 経済産業省が3月27日に、大臣諮問機関の産業構造審議会で、航空機産業戦略を公表した。開発遅延を繰り返して最終的に開発中止になった旅客機「三菱スペースジェット(MSJ、旧MRJ)」の失敗を受けて、今後10年で官民合わせて4兆円の投資を行い、2035年以降に次世代国産旅客機の事業化を官民連携で目指すとした。 こういうニュースが流れると、私のところに質問が飛んでくることがある。「なんで日は旅客機を造れないんですか。ロケットは飛ばせるのに何が違うんでしょうか」 一番単純な答えは、「ロケットは造り続けたから。旅客機は途中でやめちゃったから」というものだ。が、これではその意味が理解できない人も多いだろう。 自分はある程度、この件につい

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    Guro 2024/04/28
  • 「オッペンハイマー」と車椅子と左利きの私

    この記事の3つのポイント 車椅子ユーザーへのシネコンの対応が話題になった 少数派の「わがまま」ととらえる見方は正しいのか? 現実は理想とは違う。だからこそ我々は前に進むべきだ 先だって、某SNS――などとぼかす必要もないか、ネットでは衆知のことだし――現「X」、というよりも今でも旧「Twitter」と書いたほうが通りがよいSNSでちょっとした騒動が発生した。 以下、個人の問題ではなく社会の問題としてとらえるために、固有名詞を省いて事態を要約する。 車椅子ユーザーがシネマコンプレックスへと映画鑑賞に行った際に、「当劇場は段差があって危ない。スタッフもそこまで時間があるわけではないので、今後はこの劇場以外で見てもらえれば」と言われたと書き込み、当該シネコンが「不適切な対応に関するお詫び」という文書で謝罪する事態になった。 私は傍観者でしかなかったのだが、驚いたのはSNSにおける車椅子ユーザー側

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    Guro 2024/04/28
  • 本と書店の未来のために必要なのは議論より「行動」です

    4月27日、東京の神保町で作家の今村翔吾さんがスタートさせるシェア型書店「ほんまる」。写真はオープン直前の確認のため、今村さんとクリエイティブディレクターの佐藤可士和さんが店を訪れた様子。 書店の経営が苦しくなっている理由の一つに、の値段が安すぎるという議論があります。これについて、今村さんはどうお考えでしょうか。 今村翔吾さん(以下、今村):僕は明確に「の価格が安すぎる論者」です。ですから、このことについては積極的に発言したいと思っています。同業者と同業界では、この問題について意見を言いたがらない人の方が多いのですが、角川春樹さんも僕と同じ意見で、互いに共感し合っています。 作家、書店経営者 1984年、京都府生まれ。関西大学文学部卒業。ダンスインストラクター、作曲家、滋賀県守山市の埋蔵文化財調査員を経て、2017年に『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』で作家デビュー。18年『童神』(後に『童の

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    Guro 2024/04/26
  • 「メディアは嘘にならなければいい」――シマゲジの栄光と挫折

    この記事の3つのポイント 自分と社会を救うのは「良い習慣」である 「嘘でなければOK」がメディアの習慣だった時代 SNSの発展が呼び込んだカオスを乗り切る新習慣を 昨年12月に母がこの世を去ってから、「死に向かいつつある自分」を意識するようになった。 自著『母さん、ごめん。2 ~50代独身男の介護奮闘記 グループホーム編』で、私は「自分と自分の死の間に立つ母」という話を書いた。 認知症で要介護5になり、寝たきりになってしまった母であっても、自分と自分の死の間で死の側を向いて立ちはだかり、私が死を意識しないで生活できるようにしている――という感覚である。母の介護の間中、この感覚は自分の耳の後ろあたりに張り付いていて、「大丈夫、まだまだ大丈夫」とささやいているような気がしていた。 それが今は失(う)せた。もう母はおらず、ふと視線を上げると、擬人化された死――それが鎌を持つ西洋の死に神の格好をし

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    Guro 2024/03/30
  • 「4席抑えて3席キャンセル」というチート脳思考

    この記事の3つのポイント コンピューターゲームとともに「チート」の概念が誕生 社会がチートを世の中にあるものとして受け入れている チートは社会を殺伐とした場所に変え衰退させてしまう 2020年初頭から実に4年、やっと新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が終わったぞ――と思っている人が多いのか、最近、混んでいる電車の車内でもマスクをしていない人が目立つようになった。 もちろん間違いである。新型コロナウイルスは消えたわけではなく、今も突然変異を起こし続け、感染し続けている。現状は単に「国が統計を取って大々的に公表するのをやめた。色々対策するのをやめた」というだけだ。新型コロナ感染症の発生状況は国立感染症研究所がデータを集めており、それによると、現在は年初から2月にかけての感染拡大の山が少し落ち始めたか、というところである。「マスクを付けましょう、しっかりと手洗いをしましょう」

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    Guro 2024/03/30
  • 国産ロケットH3上昇――追い風に乗って次世代へ飛べ

    この記事の3つのポイント 国産の低コストロケット、H3の打ち上げが成功 今はロケット打ち上げ市場参入のまたとない好機 低コストの理由と将来性について解説する 前々回書いたおかゆ生活が、相変わらず続いている。 最近のお気に入りは、黒千石大豆という、北海道在来種の小粒な黒豆を炊き込んだもの。朝、大さじ2杯ほどの豆を水に漬けておいて、夜、それを入れておかゆを炊く。「黒千石」で検索をかけると、「ポリフェノールがいっぱいで健康に良い」とか「イソフラボンが豊富」とか出てくるが、それ以上に、おかゆが赤飯のような色になって欲をそそることと、おかゆに豆が入ることによるべた感触の変化が快い。もちろん豆の風味も良い。はっきりと「滋味」と形容できる。 味付けは塩昆布茶小さじ1弱か、塩昆布茶と鶏ガラスープがそれぞれ小さじ1/2弱というのが定着した。時々、塩昆布茶の代わりに昆布を刻んで入れたりもする。 まだ、普通

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    Guro 2024/03/30
    “アルテュール・オネゲル(1892~1955)という作曲家がいた。彼の代表作に蒸気機関車を主題にした「パシフィック231」(1923年)”“「私は他の人が女や馬を愛するように、機関車を愛する」という言葉を残している。”
  • 「BSもPLも見てます」経営する作家・今村翔吾氏が考える書店ビジネス

    作家、書店経営者 1984年、京都府生まれ。関西大学文学部卒業。ダンスインストラクター、作曲家、滋賀県守山市の埋蔵文化財調査員を経て、2017年に『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』で作家デビュー。18年『童神』(後に『童の神』に改題)で角川春樹小説賞、20年『八目の槍』で吉川英治文学新人賞、『じんかん』で山田風太郎賞、22年『塞王の楯』で直木賞を受賞。「くらまし屋稼業」シリーズ、『幸村を討て』『茜唄』『戦国武将伝 東日編/西日編』などベストセラー多数。21年に大阪府箕面市の書店「きのしたブックセンター」を事業継承。22年に一般社団法人「ホンミライ」を設立。23年、佐賀市に「佐賀之書店」を新規出店。24年3月からシェア型書店の「ほんまる」プロジェクトをスタート。4月に東京・神田神保町に1号店を出店予定。(写真提供:今村翔吾事務所。全国47都道府県の書店、学校、公民館を回る「今村翔吾のまつり旅」中

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    Guro 2024/03/19
  • 直木賞作家・今村翔吾氏が神保町に上げる「本屋さん」再興の狼煙

    2017年、33歳で作家デビューを果たしてから、22年1月に『塞王の楯』で直木賞を受賞するまで、わずか5年。驚異的な筆力で歴史小説、時代小説の大作を次々と発表する一方で、経営不振に陥っていた町の書店の事業継承を行い、JR佐賀駅構内では新規店を開業。テレビのコメンテーターやラジオ番組のパーソナリティを務めながら、全国の図書館、保育園、小学校から高校、大学までを講演で回る。 そんな八面六臂(ろっぴ)の活躍を見せる作家が4月から東京・神保町でシェア型書店「ほんまる」の経営に着手する。そこには「町の屋を復活させたい」という熱い思いと、ビジネスとしての冷静なソロバンがあった。 今村さんの拠点は滋賀県。ずっしりとした読み応えある歴史小説を次々と世に送り出しながら、箕面(大阪府)や佐賀で書店も経営されている。そして今度は、東京・神保町でシェア型書店を始める。単刀直入に伺いますが、なぜ直木賞作家が、そん

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    Guro 2024/03/19
    “できれば本と本の組み合わせで成り立つ形はないか”勝手に2倍の価格で売ることが出来ればいいんだけど、再販売価格維持制度のせいでなあ。その店のブックカバーを同価格でくっつけて2倍の値段で売る、しかないか
  • 「ブラタモリ」終了とあの番組の復活に思う

    この記事の3つのポイント NHKの「ブラタモリ」がレギュラー放送を終了する 後番組はまさかのアレ。今度は大丈夫なのか? NHKは公共放送としての自らの使命を問い直すべき NHKの人気番組「ブラタモリ」が、3月いっぱいで週1のレギュラー放送を終了すると発表があった。2月14日のことである。 タモリが専門家の指南を受けつつ、ぶらぶら歩いて地域の特色を紹介するという番組構成上、どうしてもタモリは相応の距離を歩き回らねばならない。78歳という年齢を考えると、「そろそろなのかなあ」という感触はあった。それでもいざ発表になるとさびしいものだ。 タモリがハナモゲラ語や中洲産業大学教授、イグアナのものまねなどで、テレビメディアに格デビューしたのは1976年。私が中学生の時だ。その前年あたりから主に赤塚不二夫の後押しで、単発的にテレビ番組に出演していたという。同時期、山下洋輔や筒井康隆の文章に、「面白いヤ

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    Guro 2024/02/29
  • はかなき情報はささやかに時を超える

    この記事の3つのポイント おかゆをべ続けていて思い出した祖母の七草の歌 正史にも稗史にも残らない記録が残せる時代が来た 個人の記憶をAIの学習素材にするだけでいいのか? このところ、朝晩と1日2、おかゆをべ続けている。 母の葬儀を出した後、ひっくり返ってしまった私だが、徐々に回復してくると、猛然と肉がべたくなった。体全体にタンパク質が不足していたのか、それとも長期のストレスで、なにかタンパク質を定常的に必要とする体の特定の部位でも萎縮していたのか。 肉だ肉、肉もってこい状態で、大量の挽肉(ひきにく)を買ってきて巨大ハンバーグに舌鼓を打ち、1ポンド牛肉を買ってきてステーキをらい、さらには牛すね肉を1kg買ってきて、鍋いっぱいのビーフシチューを作って2日間でべ切り――そこで胃腸が悲鳴を上げた。シチュー鍋を空にした翌日、朝起きると腹痛を起こしていた。 痛む腹を押さえつつ、確かに還暦過

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  • 汎用AIの時代に読む『大楽必易 わたくしの伊福部昭伝』の面白さ

    最近出版された『大楽必易 わたくしの伊福部昭伝』(片山杜秀著 新潮社)を読んで興奮している。長年ひっかかっていた伊福部音楽に関する謎のいくつかが、長時間にわたる伊福部氏人への聞き取りに基づいてきれいに解明されていた。(※以下、伊福部氏に関しては敬称を略させていただきます) 作曲家の伊福部昭(1914~2006)というと、多くの人が思い出すのは映画「ゴジラ」(1954)の音楽だろう。その浸透ぶりは「ゴジラの伊福部」と書くことがなんとはなしに恥ずかしくなるほどだ。 多分私は、伊福部の音楽と、少々他の人とは異なる遭遇をしている。最初は高校1年の時。神奈川県藤沢市、通学路の途中にある有隣堂書店楽器部の楽譜の棚に彼の「ピアノと管弦楽のためのリトミカ・オスティナータ」(1961/1971改訂)のオーケストラスコア(総譜)が入荷していたのを、たまたま手に取ったのだった。 5拍子と7拍子が交錯する複雑な

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    Guro 2024/02/29
    松浦節すばらしい
  • 『セクシー田中さん』を大人買いして茫然自失

    この記事の3つのポイント 衝撃的な事態になったドラマ「セクシー田中さん」 原作を読んで思い出したのは日比谷焼き討ち事件 委細を知らない人が暴走する背景を考えてみる なんとも衝撃的なことが起きてしまった。日テレビのドラマ「セクシー田中さん」の件だ。原作のマンガの作者の芦原妃名子氏と、脚家の方との葛藤がネットで話題になったと思ったら、芦原氏が亡くなられるという事態になってしまった。 なにが衝撃的って、私はこのことが話題になった時点で、「これはものすごく面白いマンガなのではないか」と直感して、原作のマンガ7巻をまとめて大人買いしたのである。さあこれから読むかというところで、作者の訃報が飛び込んできて、茫然(ぼうぜん)自失である。 (編集部注:以下に『セクシー田中さん』について若干のネタバレがあります) 普段ならば『セクシー田中さん』というタイトルと設定で、「あ、オフィスラブコメか。自分には関

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    Guro
    Guro 2024/02/29
  • 電動キックボードではなく、自走式の電動サイクルをシェアする思惑

    シェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」を手掛けるソフトバンク系のOpenStreetは、自走式「電動サイクル」のシェアリングサービスを開始した。 自走式の電動サイクルは「特定小型原動機付自転車」に分類される。特定小型原動機付自転車と言えば、電動キックボードがよく知られている。なぜ同社は電動キックボードではなく、自転車に近い形状の電動サイクルを選んだのだろうか。 道路交通法改正でシェアサイクルに大きな変化 自転車などの小型モビリティーを貸し出すサービスが、都市部を中心にここ数年来拡大傾向にある。そういったサービスを手掛ける代表的な企業の1つがOpenStreetである。 OpenStreetはソフトバンクの子会社で、シェアサイクルサービスのHELLO CYCLINGだけでなく、スクーターや小型EV(Electric Vehicle)のシェアリングサービス「HELLO MOBIL

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    Guro
    Guro 2024/02/27
  • 羽田の事故を見た我々にできること

    2024年は正月から、日は多難の船出となった。 1月1日に、能登半島先端付近を震源とする大地震が発生。死者は200人を超えてしまった。稿執筆時点では、まだ道路崩落によるアクセス困難な地域が取り残されている。未判明の被害も相応に残っているはずであり、事態が見えてくるにつれて確定被害は今後も増えるだろう。 1月2日には東京の羽田空港で、新千歳空港発の日航空エアバスA350機が、C滑走路に着陸したところ、同滑走路で離陸待機をしていた海上保安庁デ・ハビランド・カナダ DHC-8「みずなぎ1号」と接触、両機とも炎上する大事故が発生した。海上保安庁機の乗組員6人中5人が死亡。一方、JAL機は乗員乗客合計379人の全員が炎上する機体から脱出に成功した。 最新の旅客機は、緊急時に乗客と乗員全員が脱出開始後90秒以内に機外に出られるように設計することを義務付けられている。今回は、事故発生から脱出開始、

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    Guro 2024/01/31