浜松市東区のスーパー「イトーヨーカドー浜松宮竹店」に9月にまであった「子ども図書館」の再開を目指している「浜松子ども図書館応援団」(稲留理恵代表)は4日、業務の引き継ぎを求めて同市に要望書を提出した。 応援団はこの図書館の利用者だった母親らがメンバー。閉館が決まった8月から10月にかけ、市立幼稚園などを通じてアンケートを実施。回答した約2800人のうち94%が存続を希望していたという。 応援団は鈴木康友市長あてに提出した要望書で、蔵書・備品・サービスがそろった形での継承のほか、場所に関しても、(1)ショッピングセンター(2)浜松子供館(3)「あいホール」など5カ所を挙げ、検討を求めている。 一方、社会貢献事業の一環で浜松宮竹店内に図書館を開いてきたイトーヨーカドーは蔵書や備品を寄贈する意向を示している。【瀬上順敬】