24日、川崎市の各区の図書館に「川崎フロンターレ文庫」コーナーが登場した。サッカーJ1の川崎フロンターレから市立図書館に、選手が薦める本や書架などが寄贈されたもの。昨年のヤマザキナビスコ・カップの準優勝賞金の一部を、地域貢献として充てた。 (加賀大介) チーム内で読書好きの八人が実際に読んだ本のうち「自分を変えた」「スポーツが好きになる」など“とっておき”の十五タイトルと児童書、読み聞かせ用の大型絵本など計三千七百八十四冊。各館で展示用の書架、大型絵本を読む際に使う台も併せて贈った。 MF中村憲剛選手が「読書好きになるきっかけになった」というのは「模倣犯」。DF寺田周平選手は三回目の挑戦でようやく読破した「竜馬がゆく」を挙げた。FW鄭大世選手は「十代の人はこれを読んでから本の世界に入るといい」と「読書力」を薦める。サッカーがテーマの本はもちろん、「東京タワー」「夢をかなえるゾウ」など話題作