4日午後、青森市内の3セク鉄道「青い森鉄道」区間を走っていたJR東日本の臨時列車・新青森発大湊行き「リゾートあすなろ下北3号」(2両編成)が、車両故障で立ち往生した後、運転操作をしないまま走り出し、約1・6キロ・メートル先の東青森駅構内で自然に停止するトラブルがあった。 乗客33人はすでに下車しており、けが人はいなかった。 JR青森支店によると、同日午後1時半頃、青森―東青森駅間で、電気系統とみられる車両故障で自力走行できなくなった。乗客を代行輸送のバスに誘導した直後の午後4時頃、運転士2人と車掌1人が乗ったまま列車が勝手に下り勾配を走り出したという。故障直後はブレーキをかけて止まっていたが、別の車両に連結して牽引(けんいん)するため、ブレーキ用の空気を抜いた後はブレーキがかからない状態だった。列車は、ディーゼルエンジンと蓄電池を併用するハイブリッド型車両。JR東日本などで原因を調べている