福島県郡山市中心部の飲食店爆発事故による都市機能の混乱は、31日も続いた。被害が広範囲に及ぶ上、交通量の多い目抜き通りが事故現場とあって、日常の回復にはなお時間がかかりそうだ。 警察と消防による現場検証のため、爆発した飲食店が面する新さくら通り(県道河内郡山線)は通行規制が終日続いた。店舗や住宅が集まる周辺は迂回(うかい)する車両で激しく混み合い、各所で渋滞が発生した。 路線バスを運行する福島交通(福島市)は、通り沿いの停留所3カ所が使えない影響で4路線計77本の迂回を強いられている。同社郡山支社は「2キロほど遠回りになり、規制による渋滞も相まってダイヤがだいぶ乱れている」と話す。 通り沿いの店舗では従業員や業者らが、割れた窓ガラスなどの後片付けに追われた。再開のめどが立たない店舗も多い。 現場向かいの東邦銀行新さくら通り支店は爆風で2階建て店舗の窓ガラスや壁に被害が生じ、臨時休業を余儀な