老朽化した県立浦和(さいたま市)、熊谷(熊谷市)、久喜(久喜市)の3図書館を閉館し、熊谷市内の別の場所に新図書館を建設する県の計画に、久喜図書館の地元で反発が出ている。9日には、久喜市など近隣7市町が県に同図書館の存続を求める要望書を提出。しかし、県は利用者の利便性向上などからも計画を進めたい考えで、地元に理解を求めている。 9日午後、久喜、加須、蓮田、幸手、白岡市と宮代、杉戸町の首長や地元選出の8県議らが、県庁で上田知事に要望書を手渡した。 要望書では、久喜図書館が「県東部の公共図書館ネットワークの拠点として、各市町の図書館を支援し補完している」と指摘。県立3図書館で最も利用者が多いことも理由に、県民サービスの地域的バランスにも配慮して、耐震補強工事や現地での建て替えなどでの存続を要請している。 しかし、上田知事は「全体のアクセスを考えると熊谷が適切。また、県北部と秩父地域は市町村立図書
茨城県立水戸工業高校(水戸市元吉田町)の情報技術科3年小林正樹さん(17)が、パソコンの画面上で同校の図書室を歩いているかのように書架を閲覧できるソフトを開発した。 9月16日、滋賀県草津市で開かれた「第2回立命館・全国高校生ソフトウェア創作コンテスト」で最優秀賞を受賞し、審査委員からは「利用価値がある。商品化できるのではないか」と期待の声があがった。 ソフトは、地図上の指定した地点から、周囲の風景を眺めることができる、検索大手グーグルの地図情報サービス「ストリートビュー(SV)」を応用した。図書室内の55地点から、三脚を使って角度を変えて、24枚ずつ写真を撮影。写真は画像編集ソフトでつなぎ合わせて、360度ぐるりと見渡せるようにした。画像を引き伸ばしたり縮めたりして、ズレを最小限に抑える加工が難しかったという。 また、同校から図書室の蔵書約4万冊のデータベースを提供してもらい、書名
中央大学横浜山手中学(横浜市中区)の不正入試を巡り、同大の6学部と三つの専門職大学院のすべての教授会が、相次いで久野(ひさの)修慈理事長の辞任を求める決議をしたことが関係者への取材で分かった。9日に開く理事会で、久野理事長の進退について話し合われる見通しだ。 同中学は2月の入試で、合格ラインを下回った生徒を合格扱いとしたことが明らかになった。大学側のこれまでの説明では、久野理事長が知人から「孫が受験する」と聞き、同中学の田中好一校長に電話で「よろしく」と伝えた、とされる。田中校長は「私が(理事長の気持ちを)忖度(そんたく)した」と説明している。同中学は3月になって、この受験生の合格を取り消した。 理事会は9月24日に久野理事長を減給3カ月(10分の3)とすることを決めたが、関係者によると、教職員から「不十分だ」との声が上がった。辞任要求はいずれも、不正入試の問題で大学や付属教育機関の信
相模鉄道(横浜市西区)と東京急行電鉄(渋谷区南平台町)は10月5日、国土交通省より「相鉄・東急直通線」の工事施行認可を受けたと発表した。 「相鉄・東急直通線」は、JR東海道貨物線横浜羽沢駅付近に新設される羽沢駅(仮称)から東急東横線・目黒線日吉駅までの約10キロメートル。羽沢駅(仮称)~新横浜駅(仮称)間の建設工事を相鉄が、新横浜駅~日吉間の建設工事を東急が行う。 整備期間は2019年3月までで、開業は2019年4月の予定。整備主体は鉄道建設・運輸施設整備支援機構で、営業主体は相鉄と東急。事業費は約1,957億円。相鉄と東急が利用料を支払い、相互直通運転を行う。運行頻度は、朝ラッシュ時間帯10~14本/時、その他の時間帯は4~6本/時程度の運行を予定。 同線は、すでに工事が進んでおり2015年4月開業予定の「相鉄・JR直通線」とともに「神奈川東部方面線」の一部として整備される。「相鉄・JR
ベイブリッジを通過した客船のうち、これまでで最大の「サファイア・プリンセス」(11万6000トン)=2006年9月撮影 横浜港のシンボル「横浜ベイブリッジ」を通過できない大型外国客船が近年、続々と登場していることに、同港を管理する横浜市が頭を悩ませている。 ベイブリッジの海面からの高さは約55メートルで、くぐれなければ、国際客船ターミナル「大さん橋」を活用できず、客船の誘致合戦で後れをとるためだ。外国船寄港数は九州地方の港を下回っており、市は打開策として新たな客船用岸壁の建設も検討している。 ◆悩みの種 「2014年3月に横浜港に入港したいが可能か」。今年5月中旬、米国の船会社から市港湾局に豪華客船「クイーン・エリザベス」(9万900トン)の入港の可否を尋ねる打診があった。国内初寄港となる同船の入港先の一つに横浜港が選ばれれば国際港としてアピールする絶好の機会になるため、市は歓迎している。
秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さま(6)が通うお茶の水女子大付属幼稚園(東京都文京区)に対し、「園児を襲撃する」という内容のメールを送ったとして威力業務妨害容疑で警視庁に逮捕された福岡市の20代の無職男性について、東京地検が9月下旬に処分保留で釈放したことが、捜査関係者への取材でわかった。 ネット上に犯罪予告を書き込んだとして大阪府警と三重県警に逮捕された2人と同様に、パソコンが遠隔操作可能なウイルスに感染し、第三者に操作された可能性があるため、本人が送信したのかどうか確認が必要と判断したとみられる。 男性は9月1日に逮捕され、「軽い気持ちでやった。実際に園児を襲うつもりはなかった」などと容疑を認めていたという。
図書館史に関する何気ないつぶやきがリツイートされたり、ふぁぼられたりしているようだから、書きたかったことをすこしまとめておこう。 このところ図書館の歴史について書かれた本を何冊か読んだ。たまたまかもしれないが、いずれの本も、著者が異なるにもかかわらず、同じような観点から同じような通史が書かれていた。 おおまかに要約すると、次のとおりだ。1)明治維新直後に図書館という概念は輸入されたが政府に理解がなかったため普及に時間がかかった(普及したのは日露戦争後)、2)戦時中の思想善導に荷担しつつ設置数を伸ばしたが、3)戦後はそれを反省して図書館の自律を謳うようになり、公正性と公開性を追求し、4)中小レポートをきっかけに図書館サービスを確立し、70年代に図書館建設および利用が延びた。このような経緯を図書館関係者からなる組織の視点から書き起こされていた。 業界内の人たちによる過去の努力が社会的な文脈から
「労働契約法」改正と図書館員 すでにご存知の方も多いかもしれませんが、「労働契約法」が改正されました。 ・労働契約法が改正されました〜有期労働契約の新しいルールができました〜(厚生労働省) http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/keiyaku/kaisei/ ちなみにこの法律。国家公務員と地方公務員には適用されません。ですから、専ら影響を受けるのは、指定管理者・委託・派遣の図書館員のみなさん、ということになります。 その内容は… 今回のポイントは、次の3つです。 1無期労働契約への転換 有期労働契約が反復更新されて通算5年を超えたときは、労働者の申込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換できる。 2「雇止め法理」の法定化 最高裁判例で確立した「雇止め法理」が、そのままの内容
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く