月6万円の過酷労働、病気で半身不随 日本恨んだ実習生 - 2019参議院選挙(参院選):朝日新聞デジタル 古い家のあちらこちらでガタが来るように、昨今の日本では以前から言われていた「ぼんやりとした不安」がリアリティを持って具体化しているように思える。徴用工問題を取り上げるまでもなく、昔から貧困な者や能のないものは搾取される側であった。しかし人権は進歩していく世界で、貧困が人権を押しつぶし始めたようにさえ見える。日本は移民が極端に少ない社会だったため、彼らの扱いをうまくやる制度がない。それどころか、当の日本人さえ搾取されがちな世の中で、「内の人間」でさえない移民たちに世間が優しくあろうはずがない。 もともと経営者や上級市民層には法の力が及びにくい日本で、若者が減り、アメリカのメガカンパニーとの熾烈な競争、高齢者予算が逼迫した故の税金の上昇など、3重苦の中で企業も運営せねばならないわけだ。その