昨年は、Was ist die Muttersprache Jesu? イエスの母語は何か?という題で、「言語学な人々」のアドベントカレンダーの12月25日の記事を書かせていただいた。その中で、イエスという名前は何語かを論じた。2022年のアドベントカレンダーの今回は、これらの聖書の人名が日本語、および、琉球語、そしてアイヌ語でどのように書かれてきたかを述べたい。なお、現在、テキサス州のオースティンに筆者はいる。テキサス大学オースティン校で開催された言語類型論学会 (ALT 2022) での学会発表とセッション司会の務めは無事に果たしたが、自分のサイトのセキュリティを高めすぎたためにVPNを使っても、国外から、昨年のように記事を書くことができず、noteの機能を知るためにも、本年はnoteに書かせていただく。 (注意:ギリシア語のアクセントとIPAの記号の一部のブラウザでうまく表示されてお