《弁護団の発言に共通するのは、主張がほとんど受け入れられなかったことに対する怒りや失望感だ》 岡田基志弁護士「被告の声が裁判所に届かなかったというか、(裁判所が)受け付けなかった。危惧(きぐ)するのはそういうものを受け付けない社会的な大きな流れが背景にあるのかなと感じた」 北潟谷仁弁護士「法医学の証拠の認定など今回の判決には問題があるが、決して無駄ではなかった。高裁が証拠をよく理解していないということが分かった」 大河内秀明弁護士「失望させられる判決」 足立修一弁護士「(判決が信用性を認めた)旧供述は重大な少年事件でありながら、弁護人の面会がほとんどない中で作り上げられた。司法に絶望しかけているけれども、事実を明らかにする中でこの判決を打ち破っていきたい」 小林修弁護士「少年に何が起きたかを知るためには、少年の供述だけに寄りかからずに、証拠を見て真実を見るのが裁判所の役割だ」 山崎吉男弁護