──小学校入学前に読み書きを習得する子どもは多い。その風潮に警鐘を 鳴らす研究が報告されている。本質的な学力を決めるのは親子関係だという。── 都内に住む30代の母親は最近、4歳の女の子が図書館で読んでいる本を見て驚いた。絵はなく、漢字まじりの文字ばかり並ぶ小学校中学年用の読み物だ。自分の小学1年生の子どもは、入学してようやくひらがなを習ったばかりだというのに。思わず「すごいね」と声をかけると、女の子は「漢字も書けるよ」と言って、スラスラと漢字を書いた。女の子の母親と話すと、通っている有名私立幼稚園では珍しくない光景だという。 ■所得よりも養育態度 最近、地方都市から東京に転居してきた40代の母親の長男が通った保育園は、外遊びを重視し、幼児の読み書きなど早期教育には批判的な方針だった。長男は文字をほとんど書けないまま小学校に入学した。入学後、近所の5歳の女の子が持っていた「お勉強ノート
当たり前だけど、教師って、すごく重要な仕事だなーと思う。 前に「君が生きていたということ」という日記でも書いたように、僕は人が生きているということの意味は、「その人が生まれた世界」と「その人が生まれなかった世界」の「差」であると考えている。 そういう意味では、教師という仕事は、レバレッジが効いている・・・つまり、一人が多数に影響を及ぼすが故に、通常では生み出せないような、非常に大きな「差」を生み出す可能性のある仕事である。だから非常に重要な職業であると思っている。 (参考)レバレッジ=金融用語。端的にいえば、借金して投資をすると、本来手持ちのお金で取引可能な何倍もの額の取引をできるけど、利益も損失も通常の何倍にもなるという話。最近、金融危機で巨大な金融機関があっさりぶっ飛んだのはレバレッジの威力のなせるわざ。 こうしたことから、僕は教師という仕事が素晴らしいと思う一方で、僕などがやるのは良
先日の「クラス対抗30人31脚をやめろ」という記事には、おそらく拙ブログで最高数のコメントがつきました(この記事を書いている時点で157個!)。 そこでけっこう見かけた意見に次のようなものがあります:社会に出たら、たとえ嫌でもやらなければならないことはたくさんあるのだから、30人31脚も「嫌だからやるな」というのはおかしい たとえば、以下のようなもの...学校で理不尽なくだらない行動に付き合わされる事に慣れておかないと社会に出た時苦労すると思います。実際問題そんな感じではないかと思います*1...学校とはいずれ社会に出て行く子供達に社会訓練を行う場です。あなたは「個人の意思」と「わがまま」を勘違いしてはいませんか?算数が苦手な生徒の気持ちを尊重して算数のテストを廃止するでは通らないでしょう。そもそも社会自体が理不尽なことを避けては通れやしないというのに・・・*2何人かのコメントにもあるが、
ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所 (ちくま新書) 作者: 青砥恭出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/10メディア: 新書購入: 14人 クリック: 191回この商品を含むブログ (62件) を見る 家族みんな中退、二世代にわたる母子家庭、先行きのない若年出産。貧困スパイラル!…高校を中退していく生徒の家庭には、ひとり親の家庭も少なくない。離婚した母親たちが働く場所もパート等の不安定雇用しかない。少しでも高い収入を求めて、夜は水商売へ働きにでる母親も多い。毎日、昼働いた後、夜遅くまで店で客と飲み、体をこわして水商売すらできなくなり、いっそうの貧困へ落ちていく。 公立中学から、それなりの進学校経由で大学に行き、資格を取って就職した僕は、いわゆる「底辺高校」を、「勉強しないで遊んだり暴力ふるってばっかりのバカとヤンキーの集まり」だと内心嘲っていたのです。将来困っても、自
2009年3月10日 気が付く 友へ おはよう! 元気ですか? 僕は、読書、読書、勉強、勉強の毎日で、少し目が疲れ気味です! 体を使う野球の練習も疲れるけど、脳を使う勉強も疲れるよね。 今、WBCが、すごく盛り上がっているね。 先日も、解説で韓国戦を観てきましたよ。 どこの国が勝ったとか、誰が打ったとかは、興味ないけど、 投手の球数制限やコールドゲームなどのルールが気になったね。 特に投手の、70球という球数制限。 WBCを観ていた、日本の野球指導者に、 勝った負けたよりも、ぜひ、「気が付いて」もらいたいね。 体力、精神力、技術を兼ね備えたプロの投手に、 70球以上投げてはいけないと言っているんですよ。 それなのに、体もできていない成長期の小学生、中学生、高校生、大学生に、 この現状は、とても恐ろしいことだよね。 勝利至上主義以外、何物でもないよね。 学生時代は、育成が大切なのに、どんなこ
◇Can you teach English in English? 「使えない英語」から「使える英語」へ。22日に公表された高校の新学習指導要領案は「英語の授業は英語で行うことを基本とする」と明記した。文法中心だった教育内容を見直し、英会話力などのアップを目指すのが狙い。文部科学省は「まず教員が自ら積極的に用いる態度を見せるべきだ」と説明する。だが教諭の英語力や生徒の理解度はばらつきが大きい上、大学入試は従来通りとみられ、現場からは効果を疑問視する声も出ている。【三木陽介、平川哲也、高橋咲子】 「文科省は現場を分かっていない」。千葉県の県立高の英語教諭は苦笑する。学校によっては、アルファベットのbとdが区別できない生徒もおり、「英語で授業なんて無理」。 大阪府の府立高の男性教諭も「苦手意識を持った生徒が、ますます英語から離れてしまう可能性がある」と危惧(きぐ)する。進学校でも「難関大学の
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