■専門性備えた人材求め府大が40人募集 経営改革を進めている大阪府立大学は、府から出向中の同大職員や、出向経験のある府職員を対象に、同大職員に“転籍”する職員の選考を実施する。経営効率化を進め、専門性の高い職員の確保をめざすためで、今年度限りの措置としている。 募集しているのは、事務系20人、技術系20人の計40人。対象は現在、府から同大に派遣されている170人に加え、過去に同大や大阪女子大などで大学関連業務を3年以上経験した府職員が対象。 同大職員は教員を除いて211人の事務職員が在籍、うち府派遣職員は約8割を占める。しかし、派遣職員は「3年前後で本庁や出先機関へ異動する人がほとんど」(同大人事課)という。 大学事務職員は、講義のカリキュラム編成を行うほか、理系では教員の実験補助など専門性を要求されることが多い。このため、「大学の経営改革を進めるためにも、人材を府に依存している体制を改め