広瀬王位、30勝でトップ 2010年度勝ち数争い2010年11月11日 広瀬章人王位 将棋の2010年度勝ち数ランキングは上半期が過ぎた9日現在、広瀬章人王位が30勝に達し、羽生善治名人を抑えてトップに立っている。目下、順位戦C級1組で6戦全勝。初タイトル獲得となった王位戦と、ベスト4進出の棋王戦で星を稼いでいる。すでに棋王戦で敗退している羽生名人は順位戦も不参加のため、広瀬王位がこの二つの棋戦で白星を稼げば逃げ切ることも可能な情勢だ。 勝ち数では、新人王を取ったプロ入り2年目の阿部健治郎四段がトップ棋士に交じって3位につけた。対局数部門は広瀬王位が40局で1位。ほかはタイトル戦を戦った棋士が上位に入っている。勝率部門では横山泰明五段が8割1分で首位。高段者との対戦が多い佐藤康光九段が若手に交じって7割5分9厘を挙げているのが光る。 ■将棋の2010年度記録上位者(9日現在) 【勝ち数】