A級4強、いざ決戦 朝日杯将棋オープン戦、12日準決勝・決勝2011年2月10日 印刷 Check 羽生善治名人 郷田真隆九段 渡辺明竜王 木村一基八段 図・△8六同飛まで 第4回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の最終決戦は名人を含むA級棋士同士という重量級の組み合わせとなった。準決勝は、羽生善治名人(40)―郷田真隆九段(39)、渡辺明竜王(26)―木村一基八段(37)。12日の公開対局を前にこれまでの戦いを振り返りつつ、各棋士の意気込みを紹介する。 ■勝負強さの羽生 ねじ伏せる郷田 前回朝日杯覇者の羽生名人が今回も勝負強さを見せつけた。本棋戦最多となる3度目の準決勝進出だ。1回戦で前期名人戦挑戦者の三浦弘行八段を下し、2回戦では第2回覇者の阿久津主税七段に競り勝った。 1、2回戦の内容について、羽生名人は「ちょっと苦しかった」と言う。しかし、秒読みの中でも正確な指し手を続けたこと