鹿島アントラーズFCは来年度にも、選手の身体ケアに採用している理学療法機器などを使い、一般の人に介護予防やダイエット効果を提供する事業に取り組む。 同FCで使用しているのは、3次元振動で筋力を強化する機器と、電気刺激で関節の可動域を改善させるなどの効果がある機器の2種類。事業はこれらに筋力トレーニングやウオーキングを組みあわせたプログラムを3カ月間続けてもらい、介護予防とダイエット効果を図る。 事業化に向けたモニタリングが6日にスタート。前日に県立カシマサッカースタジアムであった事前説明会には公募で選ばれた男女17人のモニターが参加。 3カ月間のスケジュールや同スタジアムの利用方法などの説明を受けた。66歳の主婦は「腰が痛いのを食い止めたい。ぜひ効果が出て、事業化してほしい」。やはり腰痛のある69歳の男性は「色々試したが、うまく痛みが取れないでいた。3カ月間通うのが楽しみです」と話し