文部科学省の予算概算要求を説明する鈴木寛・副大臣の動画=文科省ホームページから 政府が来年度予算に新設する「元気な日本復活特別枠」で予算を得ようと、文部科学省が動画サイト「You Tube(ユーチューブ)」などを通じて市民向けの宣伝作戦を始めた。 全体で「1兆円超」の同枠には各省庁から189事業計2.9兆円の要望が殺到し、競争率が高い。市民が誰でも5段階評価で意見を送れる「パブリックコメント」での評価が獲得の成否に影響するため、情報発信の強化が必要と判断した。 文科省の要望額は8628億円で、省庁の中で最大。小学1、2年生の学級を少人数化し「35人学級」を実現させる費用2247億円や、公立学校・大学の耐震化費用1898億円など同省の最重要課題10項目を要望した。 菅内閣は各省が特別枠に要望した事業を「政策コンテスト」にかけて優先順位をつけ、予算を配分する考えだ。パブリックコメントは