4コマ漫画「はじめての秋田弁」の中の1作品 元気のない故郷・秋田を少しでも活気づけたい――。Uターン就職した秋田市の会社員が始めた4コマ漫画のブログが本になり、人気を呼んでいる。タイトルは「はじめての秋田弁」(無明舎出版)。秋田の名物や、慣習をテーマに、秋田弁丸出しの女子高校生たちがどたばたを繰り広げる。5月の発売後、ジュンク堂書店秋田店(秋田市)では3カ月続けて書籍部門1位のベストセラー。お盆の帰省シーズンにもよく売れたという。 漫画の舞台は秋田市の高校。「へば(それでは)、さっそく授業を始めましょう」「私のおにぎりいっぺーあるがら、け?(食べて)」。教師や級友が連発する秋田弁に戸惑う、横浜からの転校生が主人公だ。 「28個、食べましたっ」の決めぜりふが有名な地元の銘菓CMや、夏の風物詩になっている路上販売のアイス、県内にセブンイレブンが1軒もないことなど秋田にまつわるエピソードも