やったぞ、出雲の宝だ――。出雲市在住の女流棋士、里見香奈さん(18)が東京・将棋会館で行われた女流王将戦に勝ち、女流名人、倉敷藤花と合わせて史上最年少で女流三冠を達成した28日、県内でも関係者らが喜びを爆発させた。三番勝負の初戦を落とした背水の陣だったが、持ち前の粘り強さで2、3局を連取する逆転勝ち。「里見時代の到来だ」と期待の声も広がった。(小野圭二郎) 清水市代・女流王将に挑んだ里見さんは、17日に行われた第1局で先勝を許した後、21日の倉敷藤花防衛戦の第1局でも惜敗するなど、調子を落としていた。母親の治美さん(49)は「今までで一番というぐらい落ち込んでいて、心配していた」と振り返る。 家族で食事に行くなどして気持ちを和らげるように努め、この日の対局前には「今まで勉強してきたことを思い切りぶつけて」と携帯電話のメールで伝えたという。三冠達成に、「すごいプレッシャーだったと思う。『負け
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