両リーグの覇者、中日とソフトバンクはともに投手力で勝ち上がってきたチーム。これからの短期決戦では勝ちにこだわった選手起用が試されることになる メジャーのポストシーズンを観ていると、改めて“日本の常識”を考えることになる。 10月11日(日本時間12日)のナ・リーグ地区シリーズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ対アトランタ・ブレーブスの試合だった。負ければ敗退というブレーブスの先発マウンドはベテランのデレク・ロウ投手。ロウは7日の初戦に先発して6回途中まで96球を投げている。そこから中3日で志願の先発。結局、試合は敗れたが、ロウはこの日も7回途中まで3失点の好投を見せた。 ロウはボストン・レッドソックス時代の2004年のリーグチャンピオンシップでも、これまた志願で中2日の先発をやってのけている。もともとスタミナには自信があるタイプではあるが、やはり“日本の常識”では考えられない登板だったと言え