アメリカ中西部のミズーリ州でことし8月、黒人の少年が白人の警察官に射殺された事件で、地元の大陪審がこの警察官を起訴しないと決めたことに対して、現地では反発する住民たちが暴徒化したことから、州当局が警備を強化するなど緊張が高まっています。 またワシントンやニューヨークなどの都市でも抗議デモや集会が連日行われるなど、全米に波紋が広がっています。 この事件はことし8月、中西部ミズーリ州のファーガソンで18歳の黒人の少年が白人の警察官に銃で撃たれて死亡したもので、地元の住民から選ばれた陪審員からなる大陪審は24日、この警察官を起訴しないことを決めました。 ファーガソンでは24日夜から25日の朝にかけて、この決定に反発する黒人を中心とした住民らが「人種差別だ」などと抗議の声を上げ、住民の一部は暴徒化し、スーパーや飲食店に火を放ったり商品を略奪したりしました。 これに対して警察は催涙弾などを使って鎮圧
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