[つまるところ、「相対的貧困率」というのはもっぱら格差の指標であって貧困の指標ではないということなのですね(実際、日経新聞はわざわざ「経済格差を表す指標」と書いているわけで)。(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20091028)」という意見があります。 絶対的貧困の指標でないことは確かですし、資産が考慮されていないなどの問題があることもそうなのですが、「格差の指標であって、貧困の指標ではない」とまでいわれると、ちょっと異論があります。 「等価可処分所得」で作った例で、一番等価可処分所得の高かった 山田さんの可処分所得を2倍の1,200万円にします。そして、貧困線以下だった高橋のおばあちゃんの可処分所得を半分の40万円にします。 するとこうなります。 4人家族の山田さん。ご夫婦のほかにおばあちゃんと子どもがいます。おばあちゃんが孫の面倒を見てくれるので、奥さんもフ