書評合戦/筆者と座談会/作家の声店内放送 本をネットで購入する人が増える中、実在の店舗に足を運んでもらうため、書店が様々な仕掛けを試みている。作家本人のセールストークを放送したり、筆者を招いて座談会を開いたり。電子書籍の本格実用化を前に顧客へのアピールを強める考えだ。 紀伊国屋書店本町店(大阪市中央区)で8日、「知的書評合戦ビブリオバトル」と題したイベントが開かれた。約70人の“観客”を前に学生らが演壇で1人5分、「自分だけが知る良書」について熱弁を振るい1位を競った。3年前、京大生が仲間内で始め、ブログなどで評判になった、本好きのための催しだ。 大阪府松原市の会社員、原清華さん(29)は「顔が見える人の価値観を反映した生書評で楽しかった。書店でのイベントは大歓迎。読書傾向と違う本も手にとってみたくなる」と話し、同書店大阪営業部の才田泰宏理事は「ゲーム感覚を取り入れた本好きを刺激するイベン