先に【書店数、確実に減少中…書店の減り具合】でも触れたように、インターネット通販の普及で、実物の本屋は確実に数を減らしつつある。紙媒体としての書籍が売れなくなっている(【1か月の購入金額は155円!? 週刊誌や雑誌、書籍の支出額】)だけでなく、販売経路も強力なライバルが躍進中なのだから、ビジネス的にも大変なのは明らか。今回は【書店の売上高・経常利益率(2010年1月更新版)】に続く形となる、書籍・文具業の財務的データを眺めてみることにする。 元データは【日本著者販促センターの「書籍・文具業の売上高ランキング」】から。一応用語について説明しておくと、「売上高経常利益率」とは儲けの度合いを示す。 会計上の計算の上では、まず本業(書店の場合は本の販売)の売上から原価が引かれ、これが「売上総利益」になる。そしてそこから「販売費」や「一般管理費」(俗にいう「販管費」)が引かれ、本業による儲けである「