カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が「Tカード」会員の情報を裁判所の令状なしに捜査当局に提供していた問題で、佐賀県内では戸惑いの声が上がり、取り扱い方を巡る問い合わせがあった。 Tカードが本の貸出カードとして利用できる武雄市図書館には21日、問い合わせが数件あり、CCC広報が対応した。
武雄市は市立図書館改革として、来年4月から公募などで市民を選書委員に任命し、図書購入に納税者の意見を反映させる新たな試みを始める。年間の購入図書7千~8千冊のうち、7割を選書委員が選ぶようにする。ただ、膨大な本の中から選定するシステムの問題や蔵書が偏らないようにどう中立性を担保するかなど課題も多く、図書館の在り方に一石を投じそうだ。 広範囲な市民の要求や関心、社会の動向などを図書購入に反映させるのが狙い。改革案によると、学識経験者や図書資料に識見を持つ人のほか、市民を対象にした一般公募で選書委員(無給)を30人選任。購入図書を選ぶとともに、市民が本を借りる時に参考になるよう読んで気に入った本の書評も書いてもらう。 同市立図書館・歴史資料館は現在、年間約1200万円で図書を購入。司書の資格を持つ正規、嘱託の職員約10人で、主に「図書館流通センター」が発行する新刊図書案内のカタログを参考に購入
◆継続性、本館との連携理由 サービス低下懸念も 佐賀市教委は来年4月から、指定管理者制度で運営している佐賀市立図書館東与賀館(旧東与賀町図書館)を市営に変更する。図書館運営には継続性が必要なことや、本館との連携も欠かせないとして、契約期間満了を機に変更する。市営化で開館時間は早まり、休館日数も増える見通しで、サービス低下への懸念もある。 東与賀館は東与賀文化ホールの中にあり、合併前の旧東与賀町が2005年度から、図書館を含めたホール全体の運営をNPO法人さが市民活動サポートセンターに委託していた。3年契約で、来年3月が契約更新時期になる。 市が図書館の運営を協議する中で、「司書職員や図書充実には継続的で一貫した方針での運営が必要」「図書館運営は収益事業ではなく、指定管理者制度はなじまない」|などの意見があった。市にある5分館で、東与賀館以外は市が直営していることや、契約期限が迫っていること
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