日本航空の次期社長に決まった鳥取三津子取締役専務執行役員(右)と会長に就く赤坂祐二社長=東京都品川区の日本航空本社で2024年1月17日午後3時59分、中島昭浩撮影 日本航空の社長に鳥取三津子専務が昇格する。女性で客室乗務員(CA)出身、合併前の旧東亜国内航空入社と、「初づくし」のトップ人事である。 日航の社長は長く、監督官庁の天下りや、営業、労務などの部門から登用されてきたが、2010年の経営破綻後は整備部門や操縦士の出身者が続いている。運航の安全や顧客サービスを重視する姿勢の表れといえよう。 日航ジャンボ機墜落事故が起きた1985年に入社した鳥取氏は「安全運航の大切さを次世代に継承する強い責任感を持っている」と述べた。年明けには羽田空港で海上保安庁機と衝突する事故が起きた。原因究明と再発防止の徹底が最優先課題となる。 85年は男女雇用機会均等法が成立した年でもある。40年近くたつが、日