トラックドライバーには荷降ろしなどの重労働も課されている=東京都江戸川区の川崎陸送葛西流通センターで6月6日、宇田川恵撮影 宅配便やスーパーの野菜、工場の部品などが届きにくくなる「物流危機」が迫っている。2024年4月からトラック運送業の残業規制が強化され、長距離輸送が1人では難しくなるなどして、ドライバーが足りなくなる可能性が高いからだ。地域によっては5割近い荷物が運べなくなるとの試算も出ている。現場や関係者を取材すると、日本独特の商習慣や仕組みがドライバー不足に拍車をかけている実態が見えてきた。