なぜ、惨劇が起きてしまったのか。警察は捜査を尽くし、全容を解明しなければならない。 長野県中野市で4人が殺害された事件から1週間がたった。 近所に住む高齢の女性2人が刺されて亡くなり、駆けつけた警察官2人が銃で撃たれ、死亡した。青木政憲容疑者が自宅に立てこもった後、殺人容疑で逮捕された。 女性2人について「(独り)ぼっちだとばかにされた」と話しているという。トラブルは確認されておらず、思い込みで恨みを募らせた可能性がある。 警察官に関しては「撃たれると思って撃った」と供述している。 両親らと4人暮らしだが、ここ数年は地域の活動にも顔を出さなくなっていたとされる。動機や背景を明らかにする必要がある。 青木容疑者は散弾銃など4丁の銃を所持していた。「狩猟」と射撃場での「標的射撃」を目的に県公安委員会から許可を得ていた。 更新手続きや今年2月の県警による検査の際も、問題視される点は確認されなかっ
![社説:長野4人殺害事件 銃被害根絶の取り組みを | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/838f133bd9ed6e03d2f25e86526b6d6bee533d3c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2021%2F01%2F14%2F20210114hpr00m070020000q%2F0c10.jpg%3F1)