愛知県の大村秀章知事が自民党衆院議員時代に代表を務めていた「自民党愛知県第13選挙区支部」に2007、08年に計24万円を献金した豊橋市の人材派遣会社が、暴力団と関係があるとして、県などから入札参加業者の排除措置を受けていたことが分かった。 大村知事の事務所は「知っていれば受け取らなかった」としている。 政治資金収支報告書などによると、同社は07年と08年に各12万円を同支部に献金していた。同社は10年4月、豊橋市発注の防犯事業を落札したが、県警の調べで、暴力団関係者に近い人物が勤務していたことが判明し、市は落札を取り消した。さらに、県や豊橋市などは入札参加業者からの排除措置を取った。その後、同社は暴力団との関係を解消するなど改善を図ったとして、排除措置を解除されている。 大村知事は事務所を通じ、「この会社のことは全く知らなかったし、面識もない。法に従って適切に受け付けたと承知しているが、