ノルウェーの連続テロで逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)が、日本を学ぶべき国として考えていたことが分かった。犯行直前、インターネット上に掲載した1500ページにおよぶ「マニフェスト」で、日本を高く評価。多文化主義を取っておらず、イスラム系移民が少ないことなどが理由で、会ってみたい人として、ローマ法王らとともに麻生太郎元首相の名前を挙げていた。 一方、ブレイビク容疑者の勾留を延長するかどうかを審理する法廷が25日、首都オスロの裁判所で非公開で開かれた。出廷した同容疑者は、犯行を認めた上で無罪を主張、犯行の動機を「労働党によって、この国は駄目にされた。イスラム系移民から国を救うためだ」と述べた。「われわれの組織には、あと2つのグループが存在する」と、さらなるテロの可能性を示唆したが、詳細は不明だ。 検察側は、ブレイビク容疑者を8週間勾留することを決めた。ノルウェーは79年に死刑を廃