こちらのレーシングプログラムにも「凱旋門賞トライアル」と記してあるように、今日のニエユ賞(古馬のフォア賞、牝馬のヴェルメイユ賞も含めて)はG2の格付けではありますが、本番に向けての試走の意味合いが濃いレースでした。日本の表現でよく使うところの「前哨戦」ですね。 でも、今回のキズナの遠征についてはボクなりの思い入れがあって、その言い回しをあえて避けてきました。ニッポンのダービー馬がその誇りを胸に次の高みを目指すわけですから、まさに「世界デビュー」。これしかないと思って、取材のたびにそのフレーズを口にしてきました。 最後は英国ダービー馬のルーラーオブザワールドとハナ差の勝負。ボクは勝ったつもりでしたが、ライアン(ルーラーオブザワールドのムーア騎手)が「勝った!」と言って譲らないので、まあ2着なのかなと・・。負けていたとしても、内容的には文句なしに本番につながる中身だったので、それはそれとして満