先日、日刊ゲンダイでの私の連載『対岸のヤジ~プロ野球自腹言論』において「なあ藤浪晋太郎、野球は楽しいか? 野球で最近笑ったか?」と題したコラムを発表した。去る8月16日の広島戦に先発した阪神・藤浪が、あろうことか広島・大瀬良大地と菊池涼介に死球を与えてしまった、あの試合の直後のことだ。 あのとき、大瀬良の優しい対応はもちろん、降板時の藤浪に送られた客席からのエールも含めて、とにかく厳しい現実とは裏腹な周囲の温かさが余計に藤浪の深刻さを物語っていた。以降、多くのメディアが今まで以上に彼の制球難(ことさらイップス説)について取り上げるようになったが、私としてはそういうデリケートな問題の各論に入る前に、そもそも今の藤浪の沈鬱な表情や蒼ざめた顔色が気になってしょうがない。 もしや藤浪は野球自体が嫌いになっているのではないか? もっと掘り下げると、日々の生活でさえも苦しいのではないか? そんな人間と
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