ラミレス監督(左)とデムーロ騎手は初対面ながら意気投合。「De」の球団帽子は「デムーロの“De”だから」と父、弟とそろえた私物を持参した (撮影・斎藤浩一) 日本にホームグラウンドを移し、記録にも記憶にも残る活躍を続ける男たち。ベネズエラ出身でプロ野球DeNAのアレックス・ラミレス監督(43)と、イタリア出身で日本中央競馬会(JRA)のミルコ・デムーロ騎手(39)の対談が、初めて実現した。4カ国語を駆使して陽気に語り合い、野球と競馬の共通点を発見。サンケイスポーツ東京発刊55周年を記念した夢の対談を、2回に分けてお送りする。 (取材構成・加藤俊一郎、河野聖) 横浜スタジアムのVIPルームで初対面した2人は、スペイン語、イタリア語、英語と日本語を交え、すぐに打ち解けた。16歳まで過ごしたベネズエラでは、家族に連れられて競馬場に通ったというラミレス監督が、デムーロ騎手のレースシーンをスペイン語