「殺戮兵器」である無人機の平和利用が進みそうだ。米ネット通販最大手のアマゾン・ドット・コムは2日までに、小型無人機で注文を受けた商品を30分以内に配達する新サービス「アマゾン・プライム・エア」構想を明らかにした。米国では現在、無人機は軍事利用だけに制限されているが、米連邦航空局(FAA)が2015年に商業利用を解禁する方向で検討しており、これに合わせて実用化する計画だ。米ピザ宅配のドミノピザも開発を進めており、“空の宅配”が一挙に普及するかもしれない。 ●自律飛行で30分以内 「まるでSFのように聞こえるだろうが、そうではない。環境に大変優しく、トラックで配達して回るよりもはるかに優れている」 アマゾンのジェフ・ベゾスCEO(49)=写真=は1日に放送された米CBSテレビの報道番組「60ミニッツ」に出演し、空の宅配構想を明らかにした。 「オクトコプター」と名付けられた小型無人機は、