【パリ=谷悠己】フランスのマクロン大統領は25日、ロシア軍の侵攻で壊滅的打撃を受けているウクライナ南東部マリウポリに取り残されている人たちの脱出作戦を、ギリシャ、トルコ両国と共同で計画していることを明らかにした。ブリュッセルでの欧州連合(EU)首脳会議後の記者会見で語った。 マクロン氏によると、仏大統領府が同日、マリウポリ市長と計画を協議。40万超の人口のうち15万人ほどが市内にとどまっているという。マクロン氏は近日中にロシアのプーチン大統領との電話協議で提案し、安全確保に努める考えも示した。