中国国営中央テレビは25日、中国が習近平国家主席のロシア訪問を前に、ロシアから新世代潜水艦「ラーダ級」4隻や最新鋭戦闘機スホイ35を24機購入する合意文書に署名したと伝えた。 習氏は22日から24日までロシアを公式訪問し、両国軍の連携を深めることでも一致。武器の購入は、アジア太平洋地域で軍事的な影響力を強める米国や、沖縄県・尖閣諸島をめぐり対立する日本をけん制する狙いがあるとみられる。 中央テレビによると、ラーダ級は優れた静音性が特徴。4隻のうち2隻をロシアで建造し、残り2隻は中国で組み立てるという。 新華社電によると、中国の常万全国防相とロシアのショイグ国防相は24日にモスクワで会談し、両国軍の演習や人事交流などの協力を促進させることで一致した。(共同)