ようこそ、錯思コレクション Collection of Cognitive Biases へ こちらでは代表的な認知バイアス24作品をご紹介します。 記憶、意思決定・信念、他者・自己 の3つの展示室では、代表作品に加えてほかの作品も展示しております。 ぜひ遊びにおでかけください。
幸福は「ポジティブな感情」と「ネガティブな感情」の比が約3に転換点を持つという「ロサダの法則」(いわゆる3対1の法則)は、心理学の研究として発表されるとさまざまな論文で引用され、世間では「3褒めて1叱るべし」という謎の教育黄金比をも生み出すほど社会に大きな反響を呼びました。その後、「元論文の数学的根拠が皆無」と指摘されて、アメリカ心理学会が法則を正式に否定することになったこのロサダの法則は、数学や心理学などのアカデミックな分野にはいなかったある中年のイギリス人男性の指摘から崩壊することになりました。 The British amateur who debunked the mathematics of happiness | Science | The Guardian https://www.theguardian.com/science/2014/jan/19/mathematics-
科学に関するニュースを正しく理解するためには、ニュースの元となった科学論文をダイレクトに読むのが一番ですが、ネット上のニュースから情報源となる論文にアクセスできないことも多く、書籍やウェブサイトには証拠ではなく空想に基づいた「心理学」を謳うところも多々あります。このような科学・特に日本の心理学の状況を改善しようと試みているのが関西学院大学の三浦麻子教授。「オンライン調査会社のモニタの過半数は教示を読まずに回答している」「選挙活動をGPSでトラッキングして選挙運動と投票率の結びつきを調べる」といったテクノロジーを使った社会心理学の研究を行う三浦教授に、「どうして研究者となったのか」ということから「科学研究と報道はどのような形であるべきなのか?」など聞いてきました。 関西学院大学に到着。 三浦教授の教授室の扉には「み」が裏表逆になったのれんがかかっていました。 中はこんな感じ。壁一面の本棚にず
訳者から一言 科学と証拠 〜統計の哲学 入門〜 エリオット・ソーバー著,松王政浩訳 名古屋大学出版会,2012年10月20日初版第一刷発行. ISBN: 978-4-8158-0712-2 この本は、科学で用いられる「統計」がそもそも科学的「証拠」といったいどんな関係にあるのかを、アメリカ哲学会の大重鎮Elliott Sober(生物学の哲学、統計の哲学が専門)が、彼の明解な視点でズバッと論じたものです。中身は以下の目次にあるような哲学的な議論ですので、科学の方法に興味がある哲学者や哲学好きには、もちろんたまらない内容ですが、ふだん統計パッケージの「消費者」に甘んじている科学者(科学に携わる方々)にとっても、はっと気付かされるところのある、非常に刺激的な本だと思います。 ソーバーが本書に込めた読者へのメッセージを一言で言うと、「統計を使って証拠についての判断をきちんと導きたいなら、統計の認
クーリエ・ジャポン読者のみなさま、はじめまして! かけだし西洋美術史研究者、めりと申します。 研究しているのは、「名作」と呼ばれる美術作品がドンドコ制作された奇跡のような時代、イタリア・ルネサンスの美術です。 ちなみに、「ルネサンス」はフランス語で19世紀に使われはじめた言葉ですが、16世紀当時のイタリア語ではこれを「リナシタ」(rinascita、再生)と呼んでいます。 さて、これらの名作はそもそもどのようにして「名作」になっていったのでしょうか。 現代の私たちがルネサンス期の名作と出会う場と言えば、美術館の展覧会がほとんどですが、当時はいまのような美術館というものがそもそもありませんでした。 では芸術家たちはどのように制作し、作品を世に出していたのでしょうか。 当時は「オーダーメイド」が常識でした。芸術家たちは、主な顧客である権力者や貴族のもとに営業におもむき、注文を取り、絵画や彫刻と
1.はじめに 私はちきりん氏という人物に全く興味がありません。せいぜい、「安っぽい人生訓を勿体ぶって切り売りしているだけの三文自己啓発屋」という程度の理解しかしていません。 そのちきりん氏がブログで科学教育について何やら語っていました。 下から7割の人のための理科&算数教育(Chikirinの日記) これを読んで大いに呆れたので、批判してみたいと思います。 2.子供の可能性を狭めるな ちきりん氏は自身の経験に基づき以下のように理科教育を語っています。 あたしに理科とか数学とか教えるの、ほんとーに時間の無駄! 義務教育である、小学校、中学校、それに事実上の義務教育である高校をあわせた 12年間の理科教育のうち、私に必要だったのは小学校レベルの理科だけであって、中学・高校で、化学、物理、生物、地学などを学ぶ必要は全くなかったと思います。 算数に関しても、中学校1年までに学んだことで十分で、中学
TwitterユーザーのMAEDA Katsuyuki(@keikuma)さんがツイートした、「弦の垂直二等分線は円の中心を通る」という中学校で習う円の定理を活用した「Pokemon GO」(ポケモンGO)のポケモン探索法が話題になっています。多くの中高生の親が一度は聞かれるであろう「数学の方程式や定理が人生で何の役に立つのか」という質問に、圧倒的な説得力をもって説明できそう。 賢い これは、「隠れているポケモン」に表示されたポケモンの居場所を、効率的に特定する方法。ポケモンの居る位置が円の中心、「隠れているポケモン」から表示が消える場所が円の端となります。表示が消えたら90度曲がって進み、再び表示が消えたら最初に表示が消えた位置との中間で、最初に歩いた方と逆向きに進んでいけば円の中心、つまりポケモンが居る位置にたどり着けるというもの。 雑な図で解説:ゲーム画面だとこんな感じ 円の定理を使
漫画好きの方、好きな漫画ジャンルってありますか? 僕は小学校の頃から漫画好きだったのですが、メジャーな漫画はあまり読んでいませんでした。 少年ジャンプに載っている有名漫画よりも、学研のひみつシリーズや歴史漫画、著名な方のエッセイコミックなど『知的欲求』を満たしてくれる漫画が大好きだったんです。 (ちなみにウチは親が厳しかったので、小学生時代の誕生日プレゼントはいつも図鑑…) その気持ちは今でも変わらず、漫画の中から『発見』や『知識』、新しい『価値観』が得られる漫画が大好きなんです。 そこで今回は、僕の知的好奇心を満たしてくれた、あるいは新しい価値観をあたえてくれた、面白いのに勉強になる漫画を、理系【自然・科学部門】の漫画、文系【社会・歴史部門】の漫画、そして番外編に分けて紹介していきます。 知識欲を満たしてくれる漫画から、職業の本質に迫れる漫画…教育ママでも許してくれる漫画があるかも!?
前代未聞! 「ボカロPV付き」参考書13万部の大ヒット 中学生の心つかんだ学研の戦略(1/5 ページ) 「神曲」「かわいい曲がたくさんあって良かった」「最高でした!!」 ――これは、人気アイドルの新譜CDに寄せられた声……ではない。ある参考書を購入した中学生からのアンケートハガキの抜粋だ。「表紙を見ただけでやる気が出る」「頭に入りやすい」など、参考書としての評価も上々だ。 その参考書とは、学研プラスが4月に発売した「MUSIC STUDY PROJECT ボカロで覚える中学歴史」「同 中学理科」(各税込1728円)。前代未聞の「楽曲PV付き」の参考書なのだ。 人気の「ボカロP」(歌声合成ソフト「VOCALOID」を使って楽曲を作るクリエイター)が作詞作曲した学習用の歌を各10曲収録。全曲にプロモーションビデオ(PV)風のオリジナル動画を用意し、スマートフォンで視聴できるようにした。 発売前
ケムステしごと 科学を魅せるーサイエンスビジュアリゼーションー比留川治子さん 2016/6/17 ケムステしごと, 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 講演・人 サイエンスイラストレーション, サイエンスビジュアリゼーション コメント: 1 投稿者: webmaster 研究者以外のケミストリー(もしくはサイエンス)に関わるお仕事を積極的に紹介・応援するシリーズ「カガクのオシゴト」。もう1年前になってしまいましたが、前回はサイエンスコミュニケーターのお仕事を紹介しました。 第二回目となる今回は、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)の比留川治子さんにインタビューさせていただきました。比留川さんは同研究所で「サイエンスビジュアリゼーション」というお仕事をしています。科学を素敵なイラストやCG、ムービーでわかりやすくかつ魅力的にみせる仕事です。 そんな科学を魅せる仕事に携わ
academist Journalでは、研究者のみなさんからの寄稿を募集しています。 「新しい論文を発表したので宣伝したい」「自分の専門分野についてもっといろんな人に知ってほしい」「話題になった科学ニュースについて解説したい」など、ご自身の研究や専門分野に関わる内容であればどんな記事でもOKです。大学院修士課程以上の研究者の方であれば、分野を問いません。 ご自身の研究や専門分野についてacademist Journalでアピールしてみませんか? 記事のイメージや進め方 記事のイメージや公開までの流れは下記のとおりです。 文字数 2000字~3000字程度でお願いしていますが、とくに制限はありません。 画像 2〜3枚程度ご用意いただくと良い記事になります。 記事公開までの流れ 1. Wordファイルやテキストファイル等で原稿のご提出(担当:研究者) 2. 記事のプレビュー画面を作成(担当:編
10:00 廣井卓思 29. 透明な目玉焼きの作り方 10:15 山田諒 35. 分子でおもちゃをつくってあそぼ 10:30 加藤愛理 6. 秩序ある群れのヒミツ 10:45 末石智大 13. 細かな時間の生み出す世界 11:00 宇佐美こすも 2. 頭をやわらかくする日本史 11:15 正木郁太郎 31. 国民性をまじめに考える:文化心理学の挑戦 11:30 岡島悟 3. 天気は「天」の気持ち? 11:45 西口大貴 22. 君はハチミツの中で泳げるか?:微生物の泳ぎの物理 12:00 桂馬拓也 10. 植物を病気から守れ! 12:15 加藤一輝 7. フランス文学と「恋」 12:30 林徹 25. 電気+化学=身近な“数万°C” 12:45 鈴木亘 17. 哲学研究は世界を救えるか 13:00 松本大輝 32. ミッキーマウスは何
HPCI戦略プログラム 分野1「予測する生命科学・医療および創薬基盤」 Supercomputational Life Science (SCLS) http://www.scls.riken.jp/ 二重鎖DNAは、遺伝情報の担い手ですが、細胞の核の中では、コンパクトにまとまっており、クロマチンという構造を形成しています。遺伝子が働くためにRNAに転写されるときは、クロマチン構造が緩む必要があります。この構造変化はヒストンの化学修飾などによって制御されています。このような複雑な生命のしくみを研究するために、スーパーコンピュータ「京」の中に、クロマチンを構成するヌクレオソームの立体構造をバーチャルに構築して、運動方程式などの物理法則に基づいた分子動力学シミュレーションを実行することで、クロマチン構造がダイナミックに動く様子をシミュレーションして観察することができるようになりました。
科学技術社会論学会第14回年次大会:オーガナイズドセッション「コミュニティをつくり、広げる科学コミュニケーション」内での発表Read less
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