その理由は、ここに日本人が押し寄せているからである。いつの間にか、静かな漁村が町になりそして今では人口が約20万人の立派な市となった。 この街で味楽亭という日本風居酒屋を経営する岡本忠則さんは、「シラチャに住む日本人は7000人と言われているけれども、実際にはすでに1万人は超えているだろう」と語る。 岡本さんはかつて、シラチャの町からほど近い工業団地にあるソニーの現地子会社で社長を務めていた。定年後に好きな釣りを楽しむためもあって、家族を日本に置いて再びタイにやって来た。 「4年前からだよ。急に人が増え始めたのは。バンコクのような渋滞とは無縁だったのに、今ではご覧のとおり、夕方になるとバンコク以上の渋滞に悩まされ、駐車場もなくなる」 シラチャとパタヤの中間にはタイ最大の貿易港、レムチャバン港がある。タイで生産した自動車などはその大半がこの港を経由して世界に輸出される。 近くには大規模な工業
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