働くことに対する考え方は人それぞれで良いと思うのだが、こと待遇(対価)については少なくともそれが「労働」という枠にある場合においては法的にも規定がある通り、社会的な基準というものは存在する。 きちんと労働について学んでいればきちんとした理論と用語によって説明できるんだろうけど、そうでないので、社会人としての一般的と思われる認識を自分の言葉で述べることとする。なので、以下の話には認識相違はあるはずだが、とりあえず。 この「好きなことを仕事にできているんだから、たとえ薄給であっても幸せだ」という考え方は、結果的にみんなを不幸にすると僕は思う。そもそも、仕事をして給料がもらえる根源的な理由は、その仕事を通して自分が経済的価値を生み出しているからにほかならない。どんなに仕事が苦しくて辛いものでも、生み出した経済的価値が少なければそれだけの給料しかもらえないし、逆に、どんなに仕事が楽で、ほとんど遊ん