清水玲子の漫画「22xx」は後味悪い。 舞台は、星々の交流盛んな未来。主人公ジャックは高性能ロボットである。 人間に限りなく近いジャックは、外見だけでなく五感や感情も備えている。 ジャックの職業は賞金稼ぎ。今回ジャックは仕事のためにある惑星を訪れる。 それはある国の王女がテロ組織に拉致監禁されているのを救出するというものであった。 到着したジャックは、町の市場へと向かう。 するとそこで知り合いの賞金稼ぎフレディと偶然出会う。彼もまたジャックと同じ目的であった。 挨拶もそこそこにジャックはフレディと別れる。二人にはある因縁があったのだ。 かつてジャックは、フレディの兄・ロジャーと仕事をしたことがあった。 しかし失敗し牢獄に閉じ込められる二人。親友の二人は残された食料を等しく分け合う。 実は当時ジャックは、自身がロボットであることを知らなかった。 ロボットでありながら腹はすくが、ものを食べても