奈良市の東大寺は7日、今月中にも銀行から1億円を借り入れ、東日本大震災の被災地に義援金として日本赤十字社奈良県支部を通じて寄付すると発表した。 同寺によると、天平時代の大仏造営の際、宮城県涌谷町から献上された砂金が大仏に鍍金(ときん)されるなど、同県とは縁が深いという。 この日、奈良市内で会見した同寺の北河原公敬別当は「千年に一度ともいわれる広範囲な災害であり、借財して義援金を届けることにした。被災地で被害を受けた文化財の修復にも役立てていただければ」と話した。
クリックして拡大する山形県酒田市の小学校から贈られたランドセルを運び入れる「八幡自動車商会」の従業員=7日、宮城県亘理町B&G海洋センター(石崎慶一撮影) 津波で小学校が被災した宮城県亘理町に7日、山形県酒田市の小学校長会から、ランドセル300個が届けられた。 酒田市は昭和51年の大火の際に、全国からランドセルなどの支援を受けたといい、校長会は「困っている思いはよく分かる。35年前の恩返しをしたい」としている。 ランドセルは市内の29校の卒業生に寄付を呼び掛けるなどして集められ、この日トラックで亘理町に到着。寄付した子どもらが「頑張って」「元気を出して」などと手書きしたメッセージが添えられていた。 同町教育委員会によると、町内の小学校6校のうち2校が被災。近くの学校に間借りして、26日に入学式を迎える。ランドセルは、2校の新入生約80人のほか、在校生で被災した児童らに配布される予定。
恒例の花見、自粛しません 仙台・榴岡公園と西公園 仙台市内の桜の名所である榴岡公園(宮城野区)と西公園(青葉区)の花見主催者は、4月中旬から下旬にかけて、イベントを開くことを決めた。東日本大震災の影響で開催が危ぶまれたが、「自粛ムードを打ち消して復興につなげよう」と中止しないことにした。鎮魂の祈りを込め、派手な式典や照明は避ける。 約370本の桜がある榴岡公園では毎年「桜まつり」が開かれ、期間中は約15万人の花見客でにぎわう。 主催する仙台駅東口商工事業協同組合はいったん中止を決めたが、地元商店主や住民らの要望を受け、名称を「がんばろう東北 榴岡のさくら」に変えて開催を決めた。 期間は14〜24日。ちょうちんは飾らず、節電に協力するため午後6時以降は実施しない。お祭りムードを抑え、会場の一角に義援金を募るコーナーを設ける。 事務局長の大森正紀さん(70)は「宮城野区の東側の惨状を見
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